6番から9番

今、車にあるUSBにはヴェルディのオペラ、マーラーの交響曲、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲その他が入っています。
そのマーラーの交響曲はピエール・ブーレーズが指揮したものです。

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現在所有しているマーラーの交響曲のCDは、バーンスタイン、テンシュテット、シノーポリの全集、そして1曲1曲をクレンペラー、カラヤン、アバド、小澤その他で持っています。
その中からブーレーズをUSBに入れたのには理由があります。

それを一言でいうと、バーンスタインではないから。

バーンスタインのマーラーは、聞いているとそこにある巨大な感情の渦に飲み込まれてしまいます。それを車の運転中に聞くとどうなりますか?
何回も交通事故を起こしてしまうでしょう(笑)

ブーレーズはそこから遠い演奏です。交通安全に適した(と言うと、すごく変な言い方になりますが)演奏だからです。
巨大な感情や情念の渦にアプローチしない演奏だからです。

じゃあ、つまらないかというと、そうではありません。

車を運転しながらで、しっかり聞きこんでいうわけでないので、確たることはいえませんが・・・

音楽そのもののよさが伝わってくるんですね。

特に6番から9番がいい。




そもそも、このブーレーズのBOXセットを買おうかなと思ったのは、5年ほど前に9番の演奏を聞いてすごくよかったからです。
それを聞くまでに10種類ぐらいの演奏を聞きましたが、どれもいまいちでした。あるとき友人宅を訪ねて色々と音楽を聞いていたところ、棚にブーレーズを見つけ借りて帰っていいかとお願いし許諾をえました。家で聞くと、すぐに気に入って、それから僕のベスト盤になりました。


家でじっくり6番から8番を聞こうかなと思っています。家族が外出している時に大音量で(笑)

精神性

ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲を聞いて、精神性を感じますか?

クラシックを聴く人の何割かは、精神の深みや高みを感じるんでしょうね。
けれど、僕は全然感じませんでした。

10月2日の記事で載せた写真がこれです↓
新USB用に

車の運転中に聞くようにUSBに入れたCDセットです。右下がズスケ・カルテットによるベートーヴェンの弦楽四重奏曲その他が入っているBOXセットです。ここから、中期から後期の作品(ラズモフスキー・セットと言われる第7番から第16番まで)をUSBに入れました。

ラズモフスキー・セットの3曲はそれなりにいいなと思いますが、第10番から15番までが面白くない。よさを感じないんですね。精神性の「せ」の字も感じないんですね。まあ、僕自身なんの深みのない薄っぺらい人間だから、そうなのでしょう。


話変わりますが、10年ぐらい前でしょうか? まだそこまで行ってないかもしれませんが、毎日読んでいたクラシック・ブログがありました。ほぼ毎日更新されていて、いつも楽しみにしていました。

そのブログが、ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏、何番か忘れましたが、これのレビューを書かれた際、精神の深みを感じないという主旨のものが、全体の一部として書かれていました。そうしたら、それに対する批判コメントがいくつかあって、その後しばらく炎上状態になりました。その当時、僕はその曲はもちろん後期作品を聞いたことがなかったので、ふ~んと思いながら様子をみていました。
かなりの人が読んでいたブログだったと思いますが、僕が読み始めて炎上したことがなかったので、驚いたのと後期弦楽四重奏曲がセットになって記憶に残りました。

そのことを思い出しながら、車の運転をしつつ聞いていました。そして、そのことを考えつつ、この文章を綴っています。


今後何らかの機会に、これらの曲のよさを感じる時があるかもしれません。でも現時点においては、いい曲だなと思えず、どちらかというと退屈さへ感じました。

ただ期待しましょう。卒然と曲の良さ、深みと高みを感じるときがくることを。


先月だったかな(?)書きましたけど、いいと思わなかった「ドン・ジョバンニ」がクーベリックの指揮ですごくいい曲だと思ったように。
「椿姫」がカルロス・クライバー盤でいいと思わなかったけれど、今回のUSBにいれたムーティの指揮ではすごくよかったように。

新USB用に

僕にとって車は移動手段であって、ドライブを楽しむということはありません。車に乗るのは必要な時だけです。その中にあって唯一の楽しみは、音楽を聞くこと。

カーステはUSB対応です。ほとんどUSBで聞いています。CDで聞くのもいいのですが、その入れ替えが面倒くさいのと、運転中だと危ない。そして同じCDばかり聞いていると飽きてくるし、その差し替えも億劫なことなのです。

USBに音楽を入れる作業はそれなりに時間がかかります。今回は空き時間にちまちまとやっていたので、1ヶ月くらいかかったかもしれません。でも車の中では数ヶ月間差しっぱなしでいいのです。そこがストレスフリーで、いいんですね。

夏の間は窓を開けて運転していることが多いので(エアコンをほとんどかけないんですよ)、クラシックは不向きです。小さな音が聞き取れないからです。だからJAZZPOPSを聞きます。
それ以外の季節はクラシックですね。

さて、今回はこれです↓

新USB用に

ヴェルディのオペラをリッカルド・ムーティの指揮で、マーラーの交響曲や歌曲をピエール・ブーレーズの指揮で、この2つのBoxセットが柱です。

それにアンドレプレヴィンの指揮によるチャイコフスキーの3大バレエ、ズスケ・カルテットの演奏によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲、そしていくつかのピアノ曲を織り交ぜました。


カーステ用のUSBを作って何個目でしょうか? 5回目くらいになるのかな、もう少し多いかもしれません。
毎回気を付けるのは、曲が終わるとガラリと雰囲気を変えることです

交響曲は楽章が変わると曲想が変わります。オペラも場面が変わると音楽も変わります。その他も曲もしかり。けれども同じ作曲家だといくら変化をつけても基本的なトーンはそんなに変わりません。だから同じ作曲家の曲を続けると、だんだん飽きてくるのです。

それが嫌なんですよ。

新鮮な気持ちが聞きたいのです。

だから作曲家を変えたり、編成を変えたりします。(例えば、大編成オーケストラを用いた曲のあとは、弦楽四重奏曲だったりピアノ曲を入れます)


さて、自分なりに順番を工夫したつもりですが、どんな感じになっているでしょうか。楽しみです。
今のJAZZやPOPSが入っているUSBが今週末か来週に終わる予定です。そのあとに聞くことができます。

ドン・ジョヴァンニ

モーツァルトの三大オペラで、最初から好きだったのは「魔笛」で、何回か聞くことでようやく好きになったのが「フィガロの結婚」でした。

ドン・ジョバンニ」は初めから好きになれなくて、ずっと聞かずにいました。数年前にデアゴスティーニからオペラ・シリーズが出たので、「ドン・ジョバンニ」を買って見てみました。映像と字幕で話の内容はわかったけれども、やはり好きになれませんでした。

でも気になる存在で、三大オペラだから好きにならなければならないという強迫観念があったのかもしれませんが(笑) いい演奏のものがあれば聞こうかなという気持ちはどこかにありました。

先日、いつもCDを購入している通販サイトで、クーベリック&バイエルン放送響他のCDが発売されることを知りました。

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1985年のデジタル録音です。

このオペラのベスト盤としては、フルトヴェングラーやクレンペラーのものが挙げられていて、クーベリックのものは2番手、3番手という評価です。
けれども僕は、クーベリックが大好きで、彼が指揮したバイエルン放送響の演奏するモーツァルトの後期6大交響曲が大のお気に入りです。なんの迷いもありません。即購入です。

そして聞いてみると、なんと素晴らしい。
彼の指揮した交響曲で聞かれる音の美しさと香るような気品が、このオペラ演奏にもありました。今まで聞いた「ドン・ジョバンニ」と違う世界があったのです。

通販サイトのレビューにある方がこう書いていました。
「極めて古典的に全ての音を限りなく美的に昇華させたが故に、この作品に秘められた苦味、渋み、毒のようなものが薄められてしまった
たしかにそうでしょう。

でもいいんです。現時点で、美しさと気品のある演奏で、このオペラが好きになれば。

すごく気に入ったので、何度も聞くでしょう。そして、苦味、渋み、毒のようなものが聞きたくなったらフルトヴェングラー盤やクレンペラー盤を聞けばいいのです。そう思っています。

ひょっとしたら、このCDに満足して他を聞く気が起こらないかもしれませんが(笑)

クナのパルシファル

前回記事の続きです。

書き始めてしばらくして急用がが入ったので、途中で終わることにしました。一応体裁を整えて文章は終わっていますが、内容が中途半端になってしまいましたね(苦笑)


同じオペラを、同じ指揮者が同じオーケストラを指揮した演奏で、毎年ライブ録音されたものがセットになったというのは、こちらです↓

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ハンス・クナッパーツブッシュ・コレクション 『パルジファル』録音集~バイロイト音楽祭 1951-64 (48CD)

HMVの解説文にこうあります。
「名実共に『パルジファル』のエキスパートとして名を馳せていたクナッパーツブッシュは、1951年と1952年、そして1954年から亡くなる前年の1964年まで、バイロイト音楽祭に出演して『パルジファル』を指揮し続けていました」

僕が高校生の時、音楽の先生に「カラヤンが70歳になったら、パルシファルを録音するらいしいですね」と言うと、クナッパーツブッシュのレコードがあるのに・・・」とおっしゃっていました。つまり、それを超えられる演奏は考えられないのに、あえてそれをする意味があるのだろうか、といった意味合いだったと勝手に解釈しています。

それほどにクナッパーツブッシュの「パルシファル」は素晴らしいものというイメージが音楽の先生にあったのでしょう。また、それが一般的イメージだったかもしれません。

だから「名実共に『パルジファル』のエキスパートとして名を馳せていた」という宣伝文句は納得できることだと思います。


その音楽の先生の言葉の影響を受けて、数年後レコードを買いました。(写真左)

クナ2

その時から○○年、今から5年から10年ほど前、ブックオフで中古CDを買いました。(写真右)
どちらも1962年録音の演奏です。素晴らしいの一語に尽きる演奏でした。



さて、前回記事で「酔狂な」と書きました。

なんともマニアックなセットものです。

録音年が1951・1952・1954・1956・1957・1958・1959・1960・1961・1962・1963・1964年で、多少飛んでいるところもありますが、ほぼ毎年と言っていいのもです。あまり変わり映えしないだろうと予想されます。

あなたならこれを買いますか?

普通は買いませんね。でも僕は買おうかなと思っているのです。しかも真剣に。

買っても全部聞くだろうか。途中飽きてしまって、棚に放置されてしまうことになるかもしれません。一回は聞かないともったいないことです。そういう可能性は大いにありつつも、でも欲しいなと思っているのです。


「あなたの好きなオペラを3つあげなさい」と聞かれたら、「パルシファル」と「ばらの騎士」は絶対言います。あとは「魔笛」「トリスタンとイゾルデ」「ラ・ボエーム」で迷います。

それくら好きなオペラであることと、演奏が大いに期待できるからです。1962年盤(レコードで聞き、今はCDで聞いています)が素晴らしい演奏なので、そこから予測できます。

ただそれだけか?

やっぱり、クナッパーツブッシュだからでしょう。ここがポイントですね。ほかの指揮者だったら買おうとは思わないでしょう。この指揮者にとんでもなく人を引き付けるものがあるからでしょう。

そこはフルトヴェングラー・ファンに近いものがあるかもしれません。

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