悪霊 1

ドストエフスキーの「悪霊」第1巻をようやく読み終えました。

悪霊1


何ヶ月かかったでしょうか。
読み始めて中断し、再開したけど物語の筋がわからず前から読み直し。そしてまた中断。間を開けすぎたため展開が呑み込めず最初から読み直し・・・、そんなこんなで、大小の行きつ戻りつを繰り返しながら、なんとか最後までたどり着きました。

そんなに苦労するんだったら、無理して読まなきゃいいのにと思われるかもしれません。

けれども僕には、ドストエフスキーは絶対おもしろい、という断固たる思いがあるのです。
高校の時に読んだ「白痴」、この1冊の強烈な体験からきています。
始めはとっつきにくく苦労しましたが、あるところから俄然おもしろくなって、物語にどっぷりはまりました。今となっては内容はすっかり忘れましたが、ただ「白痴」を読んでいるときに感じた感覚(どういうものかうまく説明できませんが)が、とてつもなく強烈だったのです。

だからでしょう。
「悪霊」の第1巻、500ページ弱ありますが、途中必要とされた忍耐も厭いませんでした。
そして第1巻残り100ページくらいになってから、おもしろくなってきました。(第2巻が楽しみ

この100ページを要約することはできません。
何の面白みもなくなるからです。

小説の要約やあらすじ本ほどつまらないものはないと思っています。
仮に、小説を読む面白さと要約を読む面白さの差を数値で表した場合、ドストエフスキーの数値はかなり大きなものになると思っています。
「悪霊」しかり、「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」しかりです。

ドストエフスキーの小説に登場する人物が話す言葉は、日本人の感覚から大きくかけ離れています。実際の会話でドストエフスキー風にしゃぺったら奇人に見られます。また日本の小説で真似しようと思ってもできっこありません。
そういう会話文が魅力の一つなんです。要約ではそれが全然伝わらないでしょう。


登場人物は、とくかくよくしゃべります。そこからキャラクターが見えてきます。普通の人はあまりいません。破天荒というか、ハチャメチャというか、型破りの人間が多い。奇人変人だらけと言いたくなるほどです。そういった世界にはまっていくと俄然おもしろさが増します。

高校の時、「白痴」で感じた無類の面白さを「悪霊」でも感じたい。
第2巻にはそんな予感があります。

さあ、ページを開きましょう。


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・・・と書きつつ


実は、昨夜数ページ読んだんだ(爆~)

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