都道府県名
明治の始めの頃「白川県」という県がありました。どこかわかりますか?
僕はわからなかったのですが、この場所を知らない人は多いでしょうね。
「翔ぶが如く」第3巻に都道府県名の由来が書いてありました。引用します。
「廃藩置県のあと、聞きなれぬ地名を冠した県名がたくさんできたが、白川県などは聞いたことがない。
(中略) 『熊本のことです』と、いった。
熊本城を居城とし、熊本城下に治所を置く細川氏54万石といえば江戸期における代表的な大藩だが、その版図を県とするについて、新政府が熊本県と言わせなかったのは、一種の差別による。
大藩のうち、戊辰戦争に参加して新政府を樹立させることに功のあった藩は、その城下の地名をもって懸命にしたのである。
鹿児島県、山口県、高知県、佐賀県、福井県がそうである。
戊辰戦争に遅ればせながらも積極的に参加した藩の旧藩地も、この待遇をうけている。
岡山県、広島県、鳥取県、福岡県、秋田県などがそうであった。
これらに対し、
若松県(会津・福島県)、仙台県、金沢県、米沢県、松江県といったようなものは成立せず、それぞれの旧藩地における小さな郡名などをとって県名とされた」 (P273~274)
以前のTVに「へ~」を何個とれるかを競う番組がありましたが、この文章をよんだときにかなりの数の「へ~」が連発されました(笑)
小学校か中学校の頃、都道府県名と県庁所在地を覚えさせられたことを思い出します。
今もそうでしょうね。
覚える方としては両者が一致していれば楽なんですが、覚えられない子にとっては一致しないものに関しては苦労しますね。
都道府県名の由来を知った人は、明治政府は学習者の苦労を考えたか?と問いただしたい気分かもしれません。
時の政府にそんなところまで考える人は、いるわけないですよね(笑)
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僕はわからなかったのですが、この場所を知らない人は多いでしょうね。
「翔ぶが如く」第3巻に都道府県名の由来が書いてありました。引用します。
「廃藩置県のあと、聞きなれぬ地名を冠した県名がたくさんできたが、白川県などは聞いたことがない。
(中略) 『熊本のことです』と、いった。
熊本城を居城とし、熊本城下に治所を置く細川氏54万石といえば江戸期における代表的な大藩だが、その版図を県とするについて、新政府が熊本県と言わせなかったのは、一種の差別による。
大藩のうち、戊辰戦争に参加して新政府を樹立させることに功のあった藩は、その城下の地名をもって懸命にしたのである。
鹿児島県、山口県、高知県、佐賀県、福井県がそうである。
戊辰戦争に遅ればせながらも積極的に参加した藩の旧藩地も、この待遇をうけている。
岡山県、広島県、鳥取県、福岡県、秋田県などがそうであった。
これらに対し、
若松県(会津・福島県)、仙台県、金沢県、米沢県、松江県といったようなものは成立せず、それぞれの旧藩地における小さな郡名などをとって県名とされた」 (P273~274)
以前のTVに「へ~」を何個とれるかを競う番組がありましたが、この文章をよんだときにかなりの数の「へ~」が連発されました(笑)
小学校か中学校の頃、都道府県名と県庁所在地を覚えさせられたことを思い出します。
今もそうでしょうね。
覚える方としては両者が一致していれば楽なんですが、覚えられない子にとっては一致しないものに関しては苦労しますね。
都道府県名の由来を知った人は、明治政府は学習者の苦労を考えたか?と問いただしたい気分かもしれません。
時の政府にそんなところまで考える人は、いるわけないですよね(笑)
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