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アメリカン・ドラマツルギー

今日も村上本です。
「ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック」からの引用がほとんどです(笑)

ここ数年こそ小説を読むようになりましたが、それまではほとんど読みませんでした。日本文学も世界文学も。
にもかかわらずアメリカ文学はヨーロッパ文学に比べて劣るという勝手なイメージを持っていました。(ヨーロッパが一流で、アメリカが二流という漠っとしたイメージ)

だから村上春樹が翻訳しているのでなければ、アメリカの小説は読むことはなったし、今後についても可能性はかなり低いと思います。


そんなこんなで読み始めたアメリカ文学ですが、その特質は何か?
読破数1ケタの僕に答えられるわけではありません。けれども村上さんの「ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック」に一つの解答を提示してありました。
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「アメリカ文学史の中で、もっともアメリカらしいと思える小説作品を3つあげよ、という設問があったとする。答えは人によって様々であろうが、
メルヴィルの「白鯨
フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー
サリンジャーの「ライ麦畑のキャッチャー
あたりが相当の高得点を取るのではなかろうかと僕は予想する。 (中略)  

この3つの作品はアメリカという国家とその文化の特殊性を鮮やかに切り取っているという点で最もティピカルにアメリカ的であるからだ

3つの作品の共通点は、小説の主人公が
志において高貴であり
 行動スタイルにおいて喜劇的であり
 結末は喜劇的である
  という点である  (中略)

高貴さ・喜劇性・悲劇性は小説的にたっぷりと拡大されている。こういった作劇術を我々は“アメリカン・ドラマツルギー”と呼ぶことができる」

「もっと単純化して言うなら、アメリカン・ドラマツルギーとは新大陸に継承されたドン・キホーテ性=騎士性である

旧大陸が成熟し複雑化するにつれてほうり出しにかかったそういった種類の文学性が、アメリカの新しい土壌にしっかりと根づいて、改めて開花したということになるだろう」(P161~162)



長い引用になりましたが、これを読んで「へ~、そうなのか」と思いました。
今は表面的な知識として僕の中に入ってきましたが、実感をもって同意する段階ではありません。
「白鯨」「ライ麦畑でつかまえて(別名:キャッチャー・イン・ザ・ライ)」やその他多くのアメリカ文学を読んで、やっと大きく頷いたり自分なりの意見を持つことができると思います。

それから「ドン・キホーテ」はR.シュトラウスの交響詩は好きで聞くけど、原作は読んだことありません。
読まないといけませんね。

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