吉田秀和さん
音楽評論家の吉田秀和さんが亡くなりました。
人は必ず死ぬもので、98歳ともなれば大往生といってもいいですが、なんともいえぬ寂しさがあります。
吉田さんを初めて知ったのはFM-NHKの放送番組でのこと。一人の作曲家を年代順かなにかで追っていくものでした。あの独特の口調、決して流麗だといえませんが、だからこそそこに魅力があってよく聞いていました。
モーツァルトと特集していた頃はよく聞いていて、僕の知らない曲がたくさん紹介されたし、曲の魅力や聞きどころをいろいろと教えてくれました。
著作は膨大なものがあります。そのうちのわずかしか持っていなくて、熱心な読者といえません。

<この写真以外に数冊あります>
それぞれが僕の愛読書です。
何度も読み返し、飽きることがありません。本全体ではなく、お気に入りの箇所は何回も読むのです。
たとえば『私の好きな曲』なら、「ばらの騎士」「春の祭典」「ジークフリート牧歌」「ブラームスのヴァイオリン協奏曲」など。
『世界の指揮者』は、その時々で気になった指揮者のところを読みます。また、HMVでCDを購入する際、なじみのない指揮者のものであれば参考にしたこともあります。たとえばヴァント、シノーポリ、チェリビダッケなど。
僕はモーツァルトが大好きなので、『モーツァルトをきく』は手放せません。悩みの種は、これを読むとそこで紹介されている演奏が聞きたくなるんですね。わずかなお小遣いではCDをいっぱい買うことができません(苦笑)
『マーラー』は、昨年マーラー・アレルギーを克服したころに読みました。
吉田さんが「マーラーを聴いていると、それに異常にひきつけられると同時に、そこから離れたいという気持ちを覚える」(P8)と書いていました。よくわかりますね、その気持ち。
マーラーって底なし沼のように人を引き入れるものがあります。しかく強い吸引力によって。引き付けられ過ぎた時でしょうか?そこから逃れたい、離れたいと思う時があります。吉田さんと同質のものかどうかわかりませんが、近いものがあると思っています。
ここのところ本棚からたまに取り出して読む程度でしたが、これを機に吉田秀和さんの本を読みなおしてみようと思います。
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人は必ず死ぬもので、98歳ともなれば大往生といってもいいですが、なんともいえぬ寂しさがあります。
吉田さんを初めて知ったのはFM-NHKの放送番組でのこと。一人の作曲家を年代順かなにかで追っていくものでした。あの独特の口調、決して流麗だといえませんが、だからこそそこに魅力があってよく聞いていました。
モーツァルトと特集していた頃はよく聞いていて、僕の知らない曲がたくさん紹介されたし、曲の魅力や聞きどころをいろいろと教えてくれました。
著作は膨大なものがあります。そのうちのわずかしか持っていなくて、熱心な読者といえません。

<この写真以外に数冊あります>
それぞれが僕の愛読書です。
何度も読み返し、飽きることがありません。本全体ではなく、お気に入りの箇所は何回も読むのです。
たとえば『私の好きな曲』なら、「ばらの騎士」「春の祭典」「ジークフリート牧歌」「ブラームスのヴァイオリン協奏曲」など。
『世界の指揮者』は、その時々で気になった指揮者のところを読みます。また、HMVでCDを購入する際、なじみのない指揮者のものであれば参考にしたこともあります。たとえばヴァント、シノーポリ、チェリビダッケなど。
僕はモーツァルトが大好きなので、『モーツァルトをきく』は手放せません。悩みの種は、これを読むとそこで紹介されている演奏が聞きたくなるんですね。わずかなお小遣いではCDをいっぱい買うことができません(苦笑)
『マーラー』は、昨年マーラー・アレルギーを克服したころに読みました。
吉田さんが「マーラーを聴いていると、それに異常にひきつけられると同時に、そこから離れたいという気持ちを覚える」(P8)と書いていました。よくわかりますね、その気持ち。
マーラーって底なし沼のように人を引き入れるものがあります。しかく強い吸引力によって。引き付けられ過ぎた時でしょうか?そこから逃れたい、離れたいと思う時があります。吉田さんと同質のものかどうかわかりませんが、近いものがあると思っています。
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