ゲド戦記Ⅰ 影との戦い

文学作品には読まれる時期があるのかもしれない。

先日の記事「ティファニーで朝食を」に、2回読んでもイマイチだったけど、数年後に読むとピンピンに感じるかもしれないと書きました。これは「ゲド戦記Ⅰ」を読みながら感じていたことです。

十数年前に河合隼雄の影響を受けて、ファンタジー作品をよく読んでいた時期がありました。

3大ファンタジーが「ナルニア国物語」「指輪物語」「ゲド戦記」だと知ったのもこのときです。

数年して映画『ロード・オブ・ザ・リング』(The Lord of the Ring)が制作されました。これは『指輪物語』を原作としています。(日本では2002年3月2日に公開された)
3部作は映画館で見ずにレンタルビデオで見ましたが、映画を見る前に原作(文庫本で9冊)を読みました。
指輪物語

その前後に「ゲド戦記Ⅰ」を読んでいると思うのです。
読んだといっても20~30ページくらいで面白さを感じずに本を閉じら、そのまま本棚に置かれました。そして十年近くそのままです(時折目をやってはいつかは読もうと思っていましたが)。

ここ数ヶ月、人間の弱さやどろどろしたものを熱かったものを多く読んでいて、何かスカッと気持ちよく読めるものが読みたいという気持ちが強くなってきました。

そして急浮上したのが「ゲド戦記Ⅰ 影との戦い」
ゲド1

今回は、ぐいぐいと物語が僕の中に入ってくるんですね。無茶苦茶おもしろい。
前回おもしろさを感じなくて、本を閉じたのが不思議なくらいです。

文学作品には読まれる時期があるのかもしれない。
作品と波長が合わないときとピッタリ合うときがある。

実感をもって言えます。


さて「ゲド戦記」ですが、外伝を含めて6巻ものですが、第1巻となるのが「影との戦い」です。
魔法使いの学校で学んでいたゲドがまだ未熟であったとき、高慢と憎しみが動機となって死人の霊を呼びだしてしまいました。この霊が影となってゲドを襲います。この影との戦いを描いているのが第1巻です。


ファンタジーというと“子供の読みもの”というイメージがありますが、決して軽んずるべからず。かなり深いのです。

ファンタジーもピンからキリまでありますが、上質のファンタジーは凄いのです。

「影との戦い」におけるゲドは魔法使いですが、この作品は単なる魔法使いの話ではありません。いろんな要素が物語の中に組み込まれていて、そこから多くのことを感じ取ることができ、学ぶことができます。
学ぶといっても教訓ものといった皮相なものではありません。人の生き方とは何かに深い示唆を与えるのです。

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まとめteみた.【ゲド戦記 影との戦い】

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