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家康の政治作品(2)

徳川家康が幕府の統治機構を作る原則が、
「譜代には権力を、外様には富を、一門には血の優位性を」
でした。

それですべての大名が満足したか。そうならずとも我慢したか。
家康は、諸大名が内心に不満がくすぶることを知っていました。
「外様は権力をのどから手が出るほど欲しがっている。そして一門は将軍の座を」と永井路子さんは書いています。 (「岩倉具視」P17)

家康は「ひそかに渦巻くこれらの不満に対する消炎装置を、ぬかりなく用意している。

官位である」

たとえば御三家には大納言や中納言。外様の大大名には参議や近衛中将、少将などというように。
逆に老中などの幕閣の中心を担う譜代大名にはとるに足らないような官位しか与えない。

これらの官位は朝廷から与えられます。幕府が申請して朝廷から辞令が出るという形です。
官位は形だけのもので、朝廷に出仕してそれなりの勤めをするわけではありません。単なる肩書きなんです。

永井さんは言います。「つまりは全くの虚名なのだ」と。

さらに「家康の企図した肩書政策は、江戸時代を長持ちさせる効果は十分あった」 (P20)


おもしろいですね。

「伊豆守」も「越前守」も肩書ですが、それがあるとなんとなく重々しい感じますからね。実よりも名を求める人間心理をついているのかもしれません。



官位について研究すると面白いかもしれません。
「日本の政治風土における官位 ― 江戸時代における官位の効用 ―」という論文のタイトルなんかどうですかね。
だれか大学生が卒論に書かないかな。出来上がったら、それを読みたい。

ワッハッハッ、安上がりの発想でした(爆~)

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