司馬の後継者、村上

引用癖がとまりません。

読んでいる本の印象的な箇所を引用してブログを書いている、その数がやたら多いです。

それは読んだ本のことを言いたがりだから。
正確にいうなら、読んだ本のことをいろいろとしゃべりたいのだけども、する相手がいないのでブログに書いているのです。ある面哀しい現象です。

それから自分に確固とした考えがないことも理由の一つ。

・・・それでもいいんだ。ガンバルぞ~と空元気をだす・・・


前置きはそんなところにしておいて、内田樹「もういちど村上春樹にご用心」から長文の引用を(笑)
もういちど村上春樹にご用心

「『ねじまき鳥のクロニクル』を読んだとき、村上春樹って、実は、司馬遼太郎の後継者じゃないかなっておもったんです。そういうこと言う人、いませんけどね」

まずここで、ほ~!と思いました。

つづきは
「司馬遼太郎という人は、フェアネスということにすごくこだわる人です。

一面的にものを見て決めつけることを嫌う。
人物の評価でも、歴史上の出来事でも、単一の視点からの判断を好まない。
できるだけ多様な証言を採り上げて、日本現代史の“ビック・ピクチャー”を描き、さらに一歩進んで、近代日本を作り上げる過程で非業の死を遂げた人々の“鎮魂”という作業を手堅く続けてきた作家だと思います」 (P40)

ほ~、そういうとらえ方があるのか!
驚きがありましたが、僕には違和感なく入ってくる考えでした。

“鎮魂”は梅原猛の本を読んでからなじみのある言葉です。しかし司馬さんが“鎮魂”の作業か・・・
僕が読んできた作品を思い浮かべてみても、非業の死を遂げる人が多いなと気づかされます。坂本竜馬、河井継之助、新撰組の面々、大村益次郎、江藤新平、もっといたけど思い出せない・・・
今、中断している「翔ぶが如く」も西郷は西南戦争で散り、大久保も暗殺されます。

話はずれますが、僕は大久保利通が好きです。なぜかわかりません、強く惹かれるものがあるのです。
大久保が暗殺されずに、5年、10年と長生きしていたら違った明治になっていたかもしれません。


すぐ、話を戻しますが(笑)
内田さんは、村上春樹を司馬遼太郎の後継者と感じたのは、『ねじまき鳥のクロニクル』を読んだときです。
この作品には、ノモンハン事件について書かれている箇所があります。

箇所というと短い感じがしますが、そうではありません。ノモンハン事件に関わった軍人の経験談として、かなりのページが割かれています。


ノモンハン事件は、司馬さんが書こうとして書けなかった題材です。
内田さんは、ノモンハン事件で戦った兵士について「誰も物語的には鎮魂していない」と思っていました。
それを村上さんがした。
「そうか、司馬遼太郎の跡を継ぐのは村上春樹だったのか、と」 (P41)


うなってしまいました。
内田さんは仮説と言っていました。これに反論する人はいるでしょうね。僕は正否を判断できるだけのものがないので保留です。しかし、受け入れることができる考えです。


内田せんせ~、わかりやすく書いてくれるけど、あなたの言う内容はむずかしい~、と呟いて今日のしめくくりとします(笑)

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