計量と比較

「坂の上の雲」が今日で終わりますね。
3年に及んだこのシリーズも今日で終わるのかと思うと寂しいものがあります。

6時から見ようか、それとも7時半から見ようか、フィギュアスケートも見たいし・・・、あれこれ考えてしまいます(笑)


今日は日露戦争と、最近よく宣伝されている「山本五十六」に絡めて書きます。

司馬遼太郎の「三浦半島記」から引用します。
3901.jpg

「ロシアは、ほとんど生物的というべき膨張主義をとった」(P200)

「ロシアの領土拡大に、動機などなかった。無目的自己増殖を遂げている何かの生物に似ていた。

いずれ日本に及ぶ。

日本が、本格的に対露恐怖心を持ったのは、明治20年代である」(P200)

日露戦争を考えるとき、このことをしっかり認識しなければならないと思います。


国力に圧倒的な差がありましたが、日露戦争に日本は勝ちました。

勝ったというより、負けなかったという方が正確かもしれません。(海軍は文句なしの勝ちですが、陸軍は次の会戦があったとしたら、負けていたでしょう。そして負け続けて、満州から追われていたと思います)

この時の明治政府要人は、戦争の終結をどうするかをしっかり考えて、戦争を始めました。だから勝った形に持ち込んで講和を結んだのです。


それに対しして、第2次世界大戦における日本はどうか。

「三浦半島記」から引用します。

「山本五十六は、日本とくに海軍の力を十二分にとらえていた」(P222)

「山本は無口な人だが、人の記憶にのこる談話が多い。『開戦すれば1、2年あばれてみせます』というもの、それである。あとは敗ける、とは軍人だからいわなかった。聞く人の側で、察すべきだった

 (中略)

哲学的な平和主義は、すばらしい。

が、国家に危険な行動を避けさせるのは冷静で、普遍的な計量と比較の能力である」(P222)


日露戦争時の明治政府は「冷静で、普遍的な計量と比較の能力」を持っていましたが、戦前の昭和政府には、それがなかったようです。

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