寝ながら学べる構造主義

「な~んだ、そんなことだったのか」という宣伝文句に騙されて(?)買ったのがこの本。
寝ながら
積極的には頭のトレーニング、消極的にはボケ防止という意味を含んで購入しました。

難解な構造主義の思想を著者(内田樹)は、
レヴィ=ストロースは「みんな仲良くしようね」と言っており、
バルトは「ことばづかいで人は決まると言っており、
ラカンは「大人になれよ」と言っており、
フーコーは「私はバカが嫌いだ」と言っているんでした。

と書いています。

これが帯に書いてあるんですね。そうか!哲学・思想分野に弱い僕でもなんとか読めるかもしれない、と思ったわけです。しかし、理解力のない僕には相変わらずわからないことがいっぱいのまま読み終えることになりました(苦笑)

こう書くと、この本にケチをつけている感じになりますが、そういうつもりはありません。理解できなかったのは僕のせいで、内田さんのせいではありません。
「寝ながら学べる構造主義」はわかりやすく書かれた本です。仮に構造主義の解説書や入門書を5冊から10冊なたべて読み比べても、最も噛み砕いて理解しやすいように書いてある本になるだろうと思います。(実際にやったことはありませんが、そんな気がします)


『まえがき』に刺激的なことがあいてありました。
「よい入門書は、まず最初に『私たちは何を知らないのか』を問います。『私たちはなぜそのことを知らないまま今日まで済ませてこられたのか』を問います。 ~
なぜ、私たちはあることを『知らない』のでしょう? なぜ今日まで『知らずに』きたのでしょう? ~
それは『知りたくない』からです。 ~

無知というのはたんなる知識の欠如ではありません。「知らずにいたい」というひたむきな努力の成果です。無知は怠惰の結果ではなく、勤勉の結果なのです」 (P9~10)

ドキッとしますね。でも当たっていますよ、この指摘。


内田さんはこの本の狙いをこう書いています。
入門書が提供できる最良の知的サービスは『答えることのできない問い』、『一般解のない問い』を示し、それを読者一人ひとりが、自分自身の問題として、みずからの身に引き受け、ゆっくり噛みしめることができるように差し出すことだと私は思っています」(P12)

ここから、内容を無理に理解しよとしなくてもいいんだ、本書が語りかけることのなんでもいいから受け止めていけばいいんだと、とある意味開き直りを与えてくれました。それがこの本を読み終える力になりました。

そのようにして最後のページまでたどり着きました。一度読んだので、再読は気軽にできます。折に触れて読みかえそうかなと思っています。
そうすれば理解も少しずつ深まり、“問いかけ”も深化していくはずです。


あ、そうそう。題名通り夜に“寝ながら”この本を読んだことが数回あります。
いい睡眠薬になりましたよ(笑)

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