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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を読みました。

4作目に長編になります。
図書館で『村上春樹全作品 1979~1989』(全8巻)を第1巻から順に借りて読んでいます。一人の作家を最初から順番に読むというのは初めてのことで、こうすることで作家の変遷や成長の過程がわかります。わかるといってもボヤっとしたものですが、それでも変化を感じ取れるのは嬉しいことであり、読んでる!という充実感を持つことができます。

1,2作の後の第3作「羊をめぐる冒険」では格段のスケールアップに驚きましたが、今回は化の大きさに驚いています。どこがどうと言えないのですが、ものすごく深い世界が表現されていると感じました。さらには世界観の表現もされている。

僕の矮小な頭脳では捉えきれない世界観です。だからこれについてのコメントは控えます。
大学のときに背伸びして西洋哲学や仏教思想の本をかじったのですが、チンプンカンプンでした。それ以降僕の頭は深まっていません。それどころか脳細胞の死滅とともに軽量化し鈍化しています(苦笑)

村上春樹の小説で僕が初めて読んだのが「1Q84」です。“青豆”と“天吾”の話が順番に語られていきます。この小説でも“世界の終り”と“ハードボイルド・ワンダーランド ”が交互に入れ替わります。始めは全く無関係に思えたものが、だんだん関連の度合いを進めていくのです。
「1Q84」の手法がここで初めて用いられたのだとわかりました。単純な発見なんだけと嬉しかったですね。


それと“ハードボイルド・ワンダーランド”の章を読んでいて、思いがけないキーワードが頭に浮かびました。

この小説は、ファンタジーの系譜にはいる

「私」が「太った娘」と「博士」のところに行くため、地下深くの闇のなかを行くところを読んでいたときに浮かんできました。
周囲に「やみくろ」がいて、隙あらば襲いかかろうとしています。光のない深い闇のなかを危ない場面をいくつか切り抜け、へとへとになりながらもたどり着きます。
ここが「指輪物語」(ロード・オブ・ザ・リング)のシーンを連想させたのです。

世界3大ファンタジーといわれる「指輪物語」です。

だからファンタジーかよ・・・

いかにも単純な連想ですね。ファンタジーの定義もしらないくせに。
しかし、この観念は僕をとらえて離そうとしません。

どこかで検証してみたい。

・・・しかし、次の「短篇集」そして「ノルウェイの森」が読んでくれ~と僕を待っています(?)
検証するといったけど、何やら心もとない(苦笑)

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