正直に行動する人間
「どれほど弁が立とうと、知識があろうと、ウソをついている人間は所詮弱い。
世の中で最も強いのは、正直に行動する人間である」
「プリンセス・トヨトミ」にでてくる一節です。(P305)
この本で一番おっ!と思わせた文です。
国家予算が適正に使われているかをチェックする会計検査院。実地調査をするために大阪にやってきて、大阪国の存在を知ります。
3人でチームを組んで調査しますが、そのトップが松平。
その松平と大阪国総理大臣真田は、調査の場で初めて会います。
・・・余談ですが、この本のネーミンがおもしろいです。
徳川は元は松平でした。真田は真田幸村からきているでしょう。それから長宗我部や石田、増田、大谷などもでてきます・・・
ところで大阪国は江戸幕府崩壊と明治政府成立の狭間で、明治新政府との間に密約が結ばれ成立しました。
決して大阪国として表には出ないけれども、国家として認める。しかるべき項目を作り、国家予算から大阪国のために予算をとり支出する。
会計検査院は3年ごとに調査をしますが、大阪国に関連した項目は35年も放置されていました。(会計項目には大阪国という名はいいさい出てきませんよ)
そこの闇の部分に松平がメスを入れていきます。調査の場面で、大阪国のことを知った松平は半信半疑です。
しっかりとした確証がないので判断を保留しています。
松平は鋭い質問をあびせます。
真田は話すことが得意でないのが、しきりに言葉を噛みます。目の奥で自身が揺らぐ瞬間もあります。しかし彼の言葉からは、狂信でもなければカモフラージュでもない、純粋に大阪国を心配している率直な感情が伝わってくるのです。
そこで松平が思ったのが、冒頭に引用した一節です。
「正直に行動する人間」この言葉はずしりとくる重みがありますね。
大阪国の総理大臣がそういう人間であったのです。
我が国の次に総理大臣になる人はどんな人でしょうか。
“総理の器”のある人になってほしい。
器の内容は様々あるだろうけど、正直に行動するという項目も入れていいと思っています。
そりゃ権謀術数も必要です。特に外交ではずるがしこさや狡猾さも必要です。でも根幹にこれをいれたいな。
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世の中で最も強いのは、正直に行動する人間である」
「プリンセス・トヨトミ」にでてくる一節です。(P305)
この本で一番おっ!と思わせた文です。
国家予算が適正に使われているかをチェックする会計検査院。実地調査をするために大阪にやってきて、大阪国の存在を知ります。
3人でチームを組んで調査しますが、そのトップが松平。
その松平と大阪国総理大臣真田は、調査の場で初めて会います。
・・・余談ですが、この本のネーミンがおもしろいです。
徳川は元は松平でした。真田は真田幸村からきているでしょう。それから長宗我部や石田、増田、大谷などもでてきます・・・
ところで大阪国は江戸幕府崩壊と明治政府成立の狭間で、明治新政府との間に密約が結ばれ成立しました。
決して大阪国として表には出ないけれども、国家として認める。しかるべき項目を作り、国家予算から大阪国のために予算をとり支出する。
会計検査院は3年ごとに調査をしますが、大阪国に関連した項目は35年も放置されていました。(会計項目には大阪国という名はいいさい出てきませんよ)
そこの闇の部分に松平がメスを入れていきます。調査の場面で、大阪国のことを知った松平は半信半疑です。
しっかりとした確証がないので判断を保留しています。
松平は鋭い質問をあびせます。
真田は話すことが得意でないのが、しきりに言葉を噛みます。目の奥で自身が揺らぐ瞬間もあります。しかし彼の言葉からは、狂信でもなければカモフラージュでもない、純粋に大阪国を心配している率直な感情が伝わってくるのです。
そこで松平が思ったのが、冒頭に引用した一節です。
「正直に行動する人間」この言葉はずしりとくる重みがありますね。
大阪国の総理大臣がそういう人間であったのです。
我が国の次に総理大臣になる人はどんな人でしょうか。
“総理の器”のある人になってほしい。
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