絶対音感音痴
「絶対音感」
wikipediaによると、ある音を単独に聞いたときに、その音の高さ(音高)について音楽で決められた名前(音名)を、他の音と比較せずに即座に言い当てることができる感覚である。と定義してありました。
僕には絶対音感がなく、これを持つ人を羨ましく思っていました。
ところが、今読んでいる「指揮者の仕事術」に絶対音感音痴という言葉が出てきてビックリしました。

何を驚くかって、「絶対音感」と「音痴」、結びつくはずがないものが結びついているからですよ。
誰がなっているか?
本書にはハッキリ書かれていませんが、プロの演奏家を目指す人たちにいるようです。
長くなりますが、説明していきます。
まず、古楽器演奏における「濁りのない澄んだ音」から始めます。
今や完全に市民権を得ている古楽器演奏ですが、私たちがよく耳にする〇〇交響楽団による演奏と奏法が違います。
具体的なことはここでは省略します。「純正調」や「平均律」のことも割愛します。
弦楽器は左手の指で押さえて、音の高さを変えます。ドレミファ・・・というように。
そして微妙な音の高さをゼロ・コンマ・数ミリずらして微調整することができます。
そこで、複数の音がなったとき、微妙な音の高さ違いによって「ワンワンワン」といったうねりが生じたり、きれいに響いたりと差が出てきます。
澄んだ響きになっているのは、各奏者が指先を微調整している結果なのです。
プロの奏者は澄んだ響きを出すために、濁った響きには反射神経で反応する必要があるのです。
・・・核心に近づいてきましたよ(笑)
筆者は言います。
「日本で行われる「音感教育」の中には、子供に平均律系の音程を丸暗記させるなどの、かなり乱暴な反射神経トレーニングがあり、その結果絶対音感音痴と呼ばれる深刻な症状が見られるようになっています。
絶対音感音痴になってしまうと、自分の記憶している音程感が強すぎて、他の奏者と響きを合わせて合奏するのが困難になってしまうのです。」(P124)
結果、奏者として伸び悩んでいる人がいるようです。
なんとねぇ~
間違った音感教育によって被害を受けている人がいるんですね。
親は子供にとってよかれと思って、音感教育を受けさせているんだろうけど、それが裏目に出ているとは。
今、アマチュア吹奏楽団で活動していますが、美しい響きを作るのは大事な課題です。
常に課題であり続けると言っていいんじゃないでしょうか。
どうなんでしょう。
管楽器より微妙な音の高さの調整は簡単なような気がしますが。
と、書くと怒られるかな・・・
管楽器は楽器の癖があるし、口から息から、温度などいろいろとからむし、ばててくると難しくなるし・・・
弦楽器は左手の指先だけだから・・・
と単純に思ってしまう。
ゴメン。弦楽器のことは全然わからないので、放言してしまいました。
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wikipediaによると、ある音を単独に聞いたときに、その音の高さ(音高)について音楽で決められた名前(音名)を、他の音と比較せずに即座に言い当てることができる感覚である。と定義してありました。
僕には絶対音感がなく、これを持つ人を羨ましく思っていました。
ところが、今読んでいる「指揮者の仕事術」に絶対音感音痴という言葉が出てきてビックリしました。

何を驚くかって、「絶対音感」と「音痴」、結びつくはずがないものが結びついているからですよ。
誰がなっているか?
本書にはハッキリ書かれていませんが、プロの演奏家を目指す人たちにいるようです。
長くなりますが、説明していきます。
まず、古楽器演奏における「濁りのない澄んだ音」から始めます。
今や完全に市民権を得ている古楽器演奏ですが、私たちがよく耳にする〇〇交響楽団による演奏と奏法が違います。
具体的なことはここでは省略します。「純正調」や「平均律」のことも割愛します。
弦楽器は左手の指で押さえて、音の高さを変えます。ドレミファ・・・というように。
そして微妙な音の高さをゼロ・コンマ・数ミリずらして微調整することができます。
そこで、複数の音がなったとき、微妙な音の高さ違いによって「ワンワンワン」といったうねりが生じたり、きれいに響いたりと差が出てきます。
澄んだ響きになっているのは、各奏者が指先を微調整している結果なのです。
プロの奏者は澄んだ響きを出すために、濁った響きには反射神経で反応する必要があるのです。
・・・核心に近づいてきましたよ(笑)
筆者は言います。
「日本で行われる「音感教育」の中には、子供に平均律系の音程を丸暗記させるなどの、かなり乱暴な反射神経トレーニングがあり、その結果絶対音感音痴と呼ばれる深刻な症状が見られるようになっています。
絶対音感音痴になってしまうと、自分の記憶している音程感が強すぎて、他の奏者と響きを合わせて合奏するのが困難になってしまうのです。」(P124)
結果、奏者として伸び悩んでいる人がいるようです。
なんとねぇ~
間違った音感教育によって被害を受けている人がいるんですね。
親は子供にとってよかれと思って、音感教育を受けさせているんだろうけど、それが裏目に出ているとは。
今、アマチュア吹奏楽団で活動していますが、美しい響きを作るのは大事な課題です。
常に課題であり続けると言っていいんじゃないでしょうか。
どうなんでしょう。
管楽器より微妙な音の高さの調整は簡単なような気がしますが。
と、書くと怒られるかな・・・
管楽器は楽器の癖があるし、口から息から、温度などいろいろとからむし、ばててくると難しくなるし・・・
弦楽器は左手の指先だけだから・・・
と単純に思ってしまう。
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