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絶対音感音痴

「絶対音感」

wikipediaによると、ある音を単独に聞いたときに、その音の高さ(音高)について音楽で決められた名前(音名)を、他の音と比較せずに即座に言い当てることができる感覚である。と定義してありました。

僕には絶対音感がなく、これを持つ人を羨ましく思っていました。
ところが、今読んでいる「指揮者の仕事術」に絶対音感音痴という言葉が出てきてビックリしました。
03604.jpg
何を驚くかって、「絶対音感」と「音痴」、結びつくはずがないものが結びついているからですよ。

誰がなっているか?
本書にはハッキリ書かれていませんが、プロの演奏家を目指す人たちにいるようです。

長くなりますが、説明していきます。
まず、古楽器演奏における「濁りのない澄んだ音」から始めます。
今や完全に市民権を得ている古楽器演奏ですが、私たちがよく耳にする〇〇交響楽団による演奏と奏法が違います。

具体的なことはここでは省略します。「純正調」や「平均律」のことも割愛します。

弦楽器は左手の指で押さえて、音の高さを変えます。ドレミファ・・・というように。
そして微妙な音の高さをゼロ・コンマ・数ミリずらして微調整することができます。

そこで、複数の音がなったとき、微妙な音の高さ違いによって「ワンワンワン」といったうねりが生じたり、きれいに響いたりと差が出てきます。

澄んだ響きになっているのは、各奏者が指先を微調整している結果なのです。
プロの奏者は澄んだ響きを出すために、濁った響きには反射神経で反応する必要があるのです。

・・・核心に近づいてきましたよ(笑)

筆者は言います。
「日本で行われる「音感教育」の中には、子供に平均律系の音程を丸暗記させるなどの、かなり乱暴な反射神経トレーニングがあり、その結果絶対音感音痴と呼ばれる深刻な症状が見られるようになっています。

絶対音感音痴になってしまうと、自分の記憶している音程感が強すぎて、他の奏者と響きを合わせて合奏するのが困難になってしまうのです。」(P124)

結果、奏者として伸び悩んでいる人がいるようです。


なんとねぇ~
間違った音感教育によって被害を受けている人がいるんですね。
親は子供にとってよかれと思って、音感教育を受けさせているんだろうけど、それが裏目に出ているとは。


今、アマチュア吹奏楽団で活動していますが、美しい響きを作るのは大事な課題です。
常に課題であり続けると言っていいんじゃないでしょうか。

どうなんでしょう。
管楽器より微妙な音の高さの調整は簡単なような気がしますが。
と、書くと怒られるかな・・・
管楽器は楽器の癖があるし、口から息から、温度などいろいろとからむし、ばててくると難しくなるし・・・
弦楽器は左手の指先だけだから・・・
と単純に思ってしまう。

ゴメン。弦楽器のことは全然わからないので、放言してしまいました。

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なるほど…

良い勉強になりました!

私は…

絶対に「絶対音感」がありません(汗…)

絶対音感

タマーズ雅さん、こんにちは。

絶対音感がないがゆえに「絶対音感信仰」みたいなのがありました。
でも間違った音感教育を受けたがゆえに、その被害にあっている人がいるんだなと驚いてしまいました。

けれども自分に絶対音感があればいいと思います。
今から頑張っても絶対身につかないと思いますが・・・

最相葉月の『絶対音感』

「絶対音感」というと、最相葉月さんの著書が有名ですね。
そのなかで、絶対音感のもつマイナス面がいろいろ書かれてます。
絶対音楽を持っているがための問題点は
1)440ヘルツの基準音の記憶があるために、441ヘルツになっただけで音程が狂っているように感じる
2)平均律でできた絶対音感があるために純正律の微妙な音程差が理解できない
のだそうです。

ヴァイオリンを弾くブログ仲間に言わせれば、絶対音楽がなくても支障はなく、相対音感がしっかりしていれば良いとも言ってました。
聴力を失った作曲家(ベートーヴェンや佐村河内氏など)にとっては、絶対音感が不可欠だと思いますが、そうではない場合は、ヴァイオリニストの五嶋みどりさんを例にすると、「(パーフェクト・ピッチは)あって便利なときも邪魔になるときもある」と言ってました。
フレキシブルに、そのときどきの基準音に対して相対的に高低を判断しているそうです。
彼女くらいのレベルになると、合奏相手に応じて臨機応変に自分の音程を調整することができるようですね。
それはそんなに簡単なことではなくて、アジャストできるようになるまで時間がかかったそうです。
絶対音感に関する本では、最相さんの著書が読みやすくて、内容も充実していると思います。

No title

yoshimiさん、こんにちは。

最相葉月の「絶対音感」。
そういえばそういう本がありましたね。
ちょっと本屋さんへ走ってこようかな。読んでみたい!

高校の後輩が大学のオケに入って、「音を聞いて、これは440ヘルツ。これは444ヘルツというように言い当てる人がいる。凄い!」と言っていたのを思い出します。

田舎の高校の吹奏楽部で、しっかりとした指導のないところで育ったので、この話には驚きました。
以来「絶対音感」神話が僕の中に生き続けましたが、今回のことが神話崩壊の序曲になるかもしれません。
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