三国志(3)

北方謙三の「三国志」第2巻を読み終えました。
第1巻を読了してから1ヶ月ほど間があき、ちょっと記憶が薄れてきたところでした。
今日は印象に残った言葉を中心に書きます。

董卓が呂布に対して
「物を与えるようにして女を与えてしまったのは、判断力が鈍ったしか考えられない力を持ちすぎると、凡庸な人間は大抵そうなる」(P14)

呂布は軍事の天才ですが、政治や女には興味がありません。しかも妻の瑤(よう)以外は関心がありません。そんな呂布に物をやるようにして女を与えたのです。
以前の董卓はそんなことをしなかった、というのです。

ここでは「力を持ちすぎると」がポイントだと思います。
人それぞれ器があります。器以上の権力を持つじゃなく、持ちすぎるのがよくない、ということでしょうか。
実例には事欠きません。ここ何年もの日本の政治家を見ればいい。


もう一つ。

劉備は陶謙から徐州を譲ると言われました。(州は、日本の本州ぐらいの大きさもあれば、関東地方ぐらいの大きさもあるとイメージしてください)
そして牧(ぼく)を引き受けます。(牧というのは、その州のトップです。あえていえば州知事になります)

陶謙の家臣だった麋竺(びじく)は劉備に、徐州牧を受ければどれほど苦労が多いかを話し、その上で、やはり徐州牧を受けるべきだと語りました。
また、困難はあっても、乗り越えてうまく統治するのが、真の為政者だと言いました。

「言うのはたやすい、と劉備は答えた。すると麋竺は、たやすく言われるのが為政者の宿命である、と言って笑ったのだ」(P193)

この言葉、よくわかります。
大いに納得します。こういう時って「思わず膝を打った」という表現がぴったりでしょうね。

ここでは為政者について言われていますが、範囲を広げて、組織のトップにもある程度当てはまるのではないでしょうか。

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