組織の文化に染まる
「会社というのは不思議な場所で、それぞれの会社が独自の文化を持って動き、そこに属している人たちは自覚のないままその文化に染められてしまうのが常です」
畑村洋太郎「失敗を生かす仕事術」P101にある文章です。
数週間前に読んだときは、「なるほど、そうなのか」と思ったのですが、近頃身の回りで一つの出来事があり、この言葉が警句のような色合いを思い出されました。
この文における「会社」は、幅広くとらえて「組織」と言い換えてもいいと思います。
ここから僕が考えたことです。
ABCの3人が組織に入ってきます。(入る時期は同時でも、全く違う時期でもかまいません)
Aは、この組織の文化のおかしなところに批判的です。組織の文化に染まらず、発言の機会が与えられると正論を言います。周囲は大いに納得し、考えさせられます。
Aは、組織にとっていい方向にむくようにと考えています。しかし、徒党を組んで批判勢力を結集しようとしません。
Bは、Aと同様に批判的で、文化や体質を変えようと考えます。ただAと違って、いろんなところで話をし同志を増やしていきます。(ここでは、ただの文句言いではなく、健全な野党勢力を作るとことにします)
やがて役職につき、改革を実行していきます。
Cは、組織に入りたてのことは批判的でしたが、徐々に組織の文化に染まっていきます。
あなたはどのタイプですか?
どのタイプであれ、どういう身の処し方をするかは、それぞれが考えることです。
また志半ばでA又はBが組織から去った時、残されたものがAやBの遺産をどう引き継ぐのか。
意見だけは聞きました、で終わらせるのか。重要なメッセージを受け止めて今後に生かすか。
これもそれぞれが考えることです。
組織の文化や体質をどれだけ変えられるか?
この問いに対する答えは簡単にでません。
単純な問題でないので、ここでは書かないことにします。
冒頭に引用した畑村さんの言葉に続きがあります。
「とくに組織の中で出世しているような人たちは、最もその会社の文化に馴染んでいるから高い地位にいられるという逆説的な見方もできます。
このような人たちが、会社の文化以外のものの考え方をするのは、平社員に比べてもはるかに難しいのです」
すごく考えさせられますね。
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畑村洋太郎「失敗を生かす仕事術」P101にある文章です。
数週間前に読んだときは、「なるほど、そうなのか」と思ったのですが、近頃身の回りで一つの出来事があり、この言葉が警句のような色合いを思い出されました。
この文における「会社」は、幅広くとらえて「組織」と言い換えてもいいと思います。
ここから僕が考えたことです。
ABCの3人が組織に入ってきます。(入る時期は同時でも、全く違う時期でもかまいません)
Aは、この組織の文化のおかしなところに批判的です。組織の文化に染まらず、発言の機会が与えられると正論を言います。周囲は大いに納得し、考えさせられます。
Aは、組織にとっていい方向にむくようにと考えています。しかし、徒党を組んで批判勢力を結集しようとしません。
Bは、Aと同様に批判的で、文化や体質を変えようと考えます。ただAと違って、いろんなところで話をし同志を増やしていきます。(ここでは、ただの文句言いではなく、健全な野党勢力を作るとことにします)
やがて役職につき、改革を実行していきます。
Cは、組織に入りたてのことは批判的でしたが、徐々に組織の文化に染まっていきます。
あなたはどのタイプですか?
どのタイプであれ、どういう身の処し方をするかは、それぞれが考えることです。
また志半ばでA又はBが組織から去った時、残されたものがAやBの遺産をどう引き継ぐのか。
意見だけは聞きました、で終わらせるのか。重要なメッセージを受け止めて今後に生かすか。
これもそれぞれが考えることです。
組織の文化や体質をどれだけ変えられるか?
この問いに対する答えは簡単にでません。
単純な問題でないので、ここでは書かないことにします。
冒頭に引用した畑村さんの言葉に続きがあります。
「とくに組織の中で出世しているような人たちは、最もその会社の文化に馴染んでいるから高い地位にいられるという逆説的な見方もできます。
このような人たちが、会社の文化以外のものの考え方をするのは、平社員に比べてもはるかに難しいのです」
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