フィギュアヘッド

フィギュアヘッド figurehead とは

船首につける飾りの彫刻像。それで政治的には単なる飾りにすぎない高位の職をさします。
一見偉そうにみえますが、実権は全くありません。

渡部昇一「日本の歴史②中世篇 日本人のなかの武士と天皇」に説明してあります。


日本の歴史を通してみると、多くがフィギュアヘッドの政治形態をとっています。
つまり、日本という国の長は天皇です。
天皇が実権を持って政治を行った、いわゆる天皇親政の数が少ない。天皇の下の地位にあるものが政治の実権を握っていることがあまりにも多いのです。

具体的にいうと
(渡部さんの本に書いてあることと、僕が勝手に思うことの両方を列挙します)
・平安時代の藤原氏支配
・院政
・平安末期の平氏支配
・鎌倉時代から江戸時代までの武家支配
・大日本帝国憲法下の政治形態
・今の憲法での政治形態

平安時代が終わるまでは、貴族のトップにある関白や太政大臣が実権を握っていました。
武家政権時代は征夷大将軍が実権を握ります。

ところが、将軍自体も飾り物になっている時期がありました。しかも完全な飾り物です。
渡部さんが「特異なフィギュアヘッド現象」と呼んでいる政治形態です。

それは鎌倉時代の執権です。

源氏が3代で滅んだあと、4代目の将軍が公家である藤原氏から迎えられます。5代目も藤原氏から。6代目から9代目までは皇族からです。彼らを征夷大将軍にして飾り物とし、政治の実権を執権である北条氏が握ります。

期間にして百数十年です。

しかも北条氏の位は低い。
この本には時宗の例が出してありますが、「従五位」今でいうと、関東の県知事程度だそうです。

時宗といえば元寇の時の執権です。
元が攻めてきたときに、全国の兵を動員したのが○○県知事だというように考えると、不思議な感じがします。
また、県知事が日本全国の政治を見、外交もしたというわけです。

僕の突飛な発想をいうと、石原都知事が日本の政治すべてを動かしている。となるでしょうか・・・

それほどに執権政治というのは、特異な現象であるというのです。
面白いですね、日本の政治は。

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