本歌取り

渡部昇一「日本の歴史① 現代までつづく日本人の源流」を読み終えました。

2,3ブログのネタができましたので、書いていきます。
まず1つ目。(といっても前回から数えると2つ目になりますが)

A: しるべせよ 跡なき浪に 漕ぐ舟の 行方も知らぬ 八重の潮風  

B: 白浪の 跡なき方に 行く舟も 風ぞたよりの しるべなりける


Aは、式子内親王の作。古今和歌集
Bは、藤原勝臣の作。古今和歌集

AはBの和歌をもとに作られています。これが「本歌取り」です。
悪く言えば、題材を拝借している。表現を真似ていることになります。

渡部さんは言います。
「現代の批評家は一般に、本歌取りをオリジナリティがないと言って問題にしないが、それは当時の歌人の考え方や歌の本質をまったく理解していないことになる。」

ほう、そうなのか・・・?

「当時の人は、万葉集や古今集などは一首残らず暗記していたし」

これはスゴイ!

お互いが古い歌はすべて知っているという前提の下で、そのバリエーションを競ったのである」  

なんと!

「それは途方もない教養とデリカシーを前提とした行為であった」

なるほど!
単純な真似事や盗作まがいではないんですね。これも一つの芸術形式でしょうか。


ここで個人的なことですが、
僕にとっての韻文は、遠い世界にあるものなんです。

万葉集・古今・新古今に親しまねばという思いはあっても、読みたいと思えないのです。
日本史大好き人間で、日本のことを深く知りたいと思います。そこには“日本人のこころの世界”が含まれます。その一つの道として、韻文の世界に入っていく必要があります。

しかしそうは言っても、なかなかね~となってしまうです。
今日もこの記事を書いていて、少しは和歌に親しもうと思うのですが、明日になればどうなることやら・・・

そうであっても、今回知識が増えましたよ。「本歌取り」について。
そう知識だけはね。

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