私物化
ムバラク前大統領の個人資産が、5兆円以上あるそうですね。
エジプト国家予算が4兆○千万円を超える数字です。
今読んでいる「街道をついてゆく」に司馬遼太郎の「台湾紀行」の一節が引用してありました。
「夜に台北市内を車で走っていたとき、蒋介石の銅像の前をすぎた。司馬さんは書いている。
『銅像の基壇に「天下為公」とあったのは、冗談のような気がした。
すでにふれたことだが、中国の王権が、公であったことは一度もなく、毛沢東、蒋介石でも、かれらにとっては権力は私物だった。』
“天下為公(天下をもって公と為す)”は、孫文がよく揮毫したことばだった。“私”がはびこった時代、孫文はときに絶望的な気持ちになりつつ。“公”を叫んだという。」 (P203?204)
司馬さんの言葉はエジプトにも援用できるかもしれません。
つまり「ムバラクにとっては、権力は私物であった」と。
私物化の一つの表れが、莫大な個人資産です。
ところで、アフリカと中東が騒がしいですね。
新聞によるとリビア、バーレーン、イエメン、イランで反政府デモが行なわれています。
数ヶ月前では考えられなかったことです。
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エジプト国家予算が4兆○千万円を超える数字です。
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「夜に台北市内を車で走っていたとき、蒋介石の銅像の前をすぎた。司馬さんは書いている。
『銅像の基壇に「天下為公」とあったのは、冗談のような気がした。
すでにふれたことだが、中国の王権が、公であったことは一度もなく、毛沢東、蒋介石でも、かれらにとっては権力は私物だった。』
“天下為公(天下をもって公と為す)”は、孫文がよく揮毫したことばだった。“私”がはびこった時代、孫文はときに絶望的な気持ちになりつつ。“公”を叫んだという。」 (P203?204)
司馬さんの言葉はエジプトにも援用できるかもしれません。
つまり「ムバラクにとっては、権力は私物であった」と。
私物化の一つの表れが、莫大な個人資産です。
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