軽騎兵序曲

フランツ・フォン・スッペ(Franz von Suppé, 1819? 1895)は、オーストリアの作曲家です。
主にオペレッタを作りましたが、現在では演奏されることがないようです。けれども序曲だけはコンサート・レパートリーとして生き残っています。
有名なところでは「軽騎兵」や「詩人と農夫」の序曲でしょう。


今日こうして「軽騎兵」を取り上げようと思ったのは、「坂の上の雲」に騎兵について述べてある文を読んだから。第1巻P132からP138まで。

文中の語句を使いつつ強引にまとめると

騎兵の戦場における務めは「集団をもって敵を乗馬襲撃するにあり」。

騎兵には長所短所があり、それを「よくのみこんだ天才的な武将がこの騎兵を運用すれば大きな効果をあげることができるが、凡庸な大将では」そうではない。
「天才のみがやれる戦法だ」と好古に言わせています。天才の例として挙げられたのは、ジンギス汗、プロシャのフレデリック大王、ナポレオン。

そのナポレオンが「重騎兵」「軽騎兵」の2種類つくりました。

重騎兵は「胸甲を着せ、槍をふるって敵中に突入せしめる」働きを持たせました。

軽騎兵は「装備を軽くし、捜索のみに任じさせた」
つまり「軽快な行動力を利用して敵陣ふかくこれを放ち、敵情を偵察させた」のです。


ということで、「軽騎兵」序曲の話に戻ります。

軽騎兵のことがわかると曲のイメージがしやすくなりますね。
・冒頭のファンファーレ
・高速のアレグロ(4拍子)
・8分の6拍子のアレグレット。行進曲風です
・曲想が大きくかわるアンダンティーノ
・再度現れる8分の6拍子のアレグレット
そしてフィナーレ。

皆さんはどんなイメージをされますか?

そうそう、スコアを見たい方は下記へどうぞ。
http://imslp.org/wiki/Leichte_Kavallerie_(Supp%C3%A9,_Franz_von)


さて演奏ですが、これまでに何種類か聞いたことがあります。
その中で一番は、カラヤン/ベルリン・フィルだと思っています。カラヤンほどオーケストラ小品をうまくやる指揮者はいないと思っています。極上の作品のように仕立てるのです。思わず聞き惚れてしまいますよ。

けれどもカラヤンのCDは持っていません。手持ちのCDでいえば下記のものだけ。
hmv_160643.jpg
スイトナー/シュターツカペレ・ドレスデンの演奏。
10枚セットの全集の中にスッペの序曲を集めたCDがあります。
《美しきガラテア》 《詩人と農夫》 《怪盗団》 《軽騎兵》 《陽気な若者》 《スペードの女王》が収められています。
みんな素晴らしい演奏。
「軽騎兵」序曲は、僕としては2番目に位置するもの。時として1番にしようかなという思いもちらりほらり。


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こんにちは

スッペの軽騎兵序曲は私も好きな曲です。
CDは持っていませんが、むか~し、ラジオで流れたカラヤン/ベルリンフィルを録音して何度も聴いていました。
記憶が蘇ります。
詩人と農夫は聴いたことはないです。

No title

あ、スッペさん知ってます!!
(曲は聴いたことないのですが…)

中学の定演で「詩人と農夫」の楽譜が配られたにも関わらず、
やらずじまいで終わってしまいました…;;
せっかくなら演奏したかったです…。

スッペ

kurt2さん、こんにちは。

軽騎兵序曲はいい曲ですよね!

僕もFMで放送されたカラヤン/ベルリンフィルの演奏をカセットテープ録音しました。
今はそのテープは行方不明です。廃棄されたかもしれません。それが残念です。

詩人と農夫はいい曲ですよ。
我が吹奏楽団は4年前の演奏会で取り上げました。

詩人と農夫

しーさん、こんにちは。

軽騎兵序曲はいい曲ですよ。
何かの機会に聞けるといいですね。

詩人と農夫もいい曲です。
両曲ともクラシック曲のなかでは演奏難度がやさしい方なので、中学生や高校生でもできる曲です。
それが演奏できなかったのは残念ですね。将来演奏機会にめぐまれればいいのですが・・・

ギャルド・レピュブリネーヌ吹奏楽団はご存知ですか。
古い録音ですが、ここがやった詩人と農夫は絶品です。
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