日本が主人公

「坂の上の雲」第1巻の冒頭(P7,8)の解説を77,78ページがしています。

「まことに小さな国が、開化期をむかえようとしている」(P7,8)

「小さな。
といえば、明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう」(P77)

そう、坂の上の雲は明治維新から物語を始めています。


この物語の主人公は、あるいはこの時代の小さな日本ということになるかもしれないが、ともかくもわれわれは三人の人物のあとを追わねばならない」(P7,8)

「この小さな、世界の片田舎のような国が、はじめてヨーロッパ文明と血みどろの対決をしたのが、日露戦争である。
その対決に、辛うじて勝った。 (中略) いまからおもえば、ひやりとするほどの奇蹟といっていい。
その奇蹟の演出者たちは、数え方によっては数百万もおり、しぼれば数万人もいるであろう。しかし小説である以上、その代表者をえらばねばならない。
その代表者を、顕官のなかからえらばなかった。
一組の兄弟をえらんだ。」(P77?78)


NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」を見ていると、秋山真之が主人公で好古や子規が準主役という感じで、日本が主人公と感じられません。
これは原点に立ち返らせてくれた文章です。

また、人でなく国を主人公にするという型破りな小説が「坂の上の雲」であることを再認識させてくれました。

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