後醍醐天皇、データマイニングの失敗

いろいろ歴史の本を読んで知っていることを、今まで知らなかった視点や用語で解釈されるとひどく新鮮な気分になります。

柳谷晃「その『数式』が信長を殺した」P26より

「旅行会社がアンケートを取るとする。その結果を使って何を計算して調べるかというと、お客さんの今一番大切にしているものは何か、である。これを中心にツアーを考える。間違えればツアープランは売れない。売れなければ支店は閉鎖される。
このようにアンケートから一番重要な要素を抽出して、それを中心に商品を開発するようなことを、データマイニングという。統計的な手法の一つである。

相手が大切に思う優先順位を正確に把握する

このデータマイニングに後醍醐天皇は失敗するのである」

日本において“錦の御旗”は絶大な力を持っています。後醍醐天皇は鎌倉幕府を倒す中心にいました。
しかし武力を持たない朝廷は単独で幕府を倒す事はできません。協力する武士がいなければなしえない事です。
鎌倉末期、相当の不満を抱いていた武士達が味方についてくれたからです。

幕府滅亡後、武士達が願った事は、自分達の領地の保証であり、自分達の生活でした。
誰も後醍醐天皇の親政を願ったわけではなく、武士よりも公家達の生活を守る政策を望んだわけでもなかったのです。

そこのところを後醍醐天皇はわかっていなかった。
思想にかぶれ、現状に即応しない理想を追っていたのです。

これがデータマイニングの失敗です。結果はご存知の通りです。

一方、冷静にデータマイニングしていた武将がいました。

足利尊氏です。

建武の新政に失望した武士達の希望が尊氏に集まったのが当然といえば当然です。


データマイニングの失敗と成功は、平清盛と源頼朝にも当てはまると思います。
今、「井沢式『日本史入門』講座 5」を読んでいてそう思いました。
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ここからもいくつか書けそうです。

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