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2人のマキャベリスト

有川浩の「クジラの彼」を読みました。いいですね!

感想をブログに書きたいと思わせる作品でした。
ところが予定している「阪急電車」のブックレビュー第2弾が、行き詰っています。これが終わってからでないと書けそうにありません。さてブログ登場はいつになるしょうか(苦笑)


先日の新聞に“菅と小沢はマキャベリストである”と書いてありました。

“マキャベリスト”という言葉は日本ではいいイメージがないでしょう。“目的のために手段を選ばず”と解説されたらいい感じはしませんね。

この“マキャベリスト”の誤解を解いてくれたのが、塩野七生の「わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡」でした。(何年前に買ったかな?10年以上前かもしれない・・・)

18739049.jpg
僕が買ったのは上記の中公文庫の1冊。今年の春3分冊になって新潮文庫から出版されました。

amazonの紹介文を引用しますと
「権謀術数の代名詞とされるニコロ・マキアヴェッリ。しかし彼はそれほど単純に割り切れる人間ではなかった―。16世紀のフィレンツェ共和国に仕え、権力者たちの素顔を間近で見つめ続けた官僚。自由な精神で政治と統治の本質を考え、近代政治学の古典『君主論』を著した思索者そして人間味あふれる愛すべき男。その実像に迫る塩野ルネサンス文学の最高峰」
とあります。

 ※ここからはマキャベリと書かず、マキアヴェッリと書きますね。イタリア語発音に近いですから。

フィレンツェの官僚だったマキアヴェッリがどういう仕事をし、どういう人生を送ったか。
ルネサンス期のヨーロッパ情勢やイタリア情勢とローマ・カトリックのこと。
そのなかで生き抜かなければならないフィレンツェ共和国とマキアヴェッリが与えられた仕事。
様々なことがこの本に書かれていたと思います。

それがわかった上でのマキアヴェッリに一つ一つの言葉に納得がいく思いがしました。

今思うのは・・・
理想を述べることは大切です。しかし政治はそれやきれいごとをだけでは立ち行かないのです。
数は力というと眉をひそめる人がいると思います。けれども多数決の原理で、数は必要という事実は動かしようがありません。
慕われるだけではなく、恐がらせることも時には必要です。
   ・・・暴走しそうなのでここでやめます(笑)


そんなこんなで、新聞の“菅と小沢はマキャベリストである”には好感めいた気持ちを持ちました。

一国の宰相にはマキアヴェッリ的要素が必要だと思っているからです。
(具体的には塩野七生『わが友マキアヴェッリ』を読んでください)

ただ、どちらがマキアヴェッリが説く統治者としてのあり方を体現しているかはわかりません。

また、100%マキアヴェッリを鵜呑みするわけではありません。日本には日本の統治者としてのあり方もありますから。


さあ、ヒートアップもあと1週間です。

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