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はかりごと

毛利元就が長男の隆元へあてた書状に

「はかりごと多きは勝ち、少なきは敗け候と申す」

と書いています。

毛利元就は調略の人というイメージがありますが、それを裏付ける言葉の一つではないかと思います。

「はかりごと」は武略・計略・調略という意味を含んでいると思いますが、それが大事であると息子に説いています。
安芸(広島県)の小豪族から中国の大大名にのし上がった人の言葉ですから、説得力があります。


今、北方「水滸伝」第12巻を読んでいます。(なんだかんだと言いながら、面白くて12巻目まできてしまいました)
宋と梁山泊の戦いの物語なんですが、宋に「青蓮寺」という密偵集団があります。諜報機関であり、叛乱軍に対する作戦本部という位置づけです。

青連寺は梁山泊に関する情報を集め、分析し、作戦を立てます。
ただ正面きって戦うだけではありません。あの手この手と仕掛けをし、謀略の限りをつくします。
「はかりごと」が多いという感じです。

印象としては叛徒側である梁山泊の方が正攻法で、青連寺の方が表と裏からありとあらゆることをする。
戦いは要は勝てばいいのですが、目的のために手段を選ばずというところがあって、やや汚い印象を持ちます。
これは「民のため」に正義の戦いをする梁山泊は、水滸伝の主人公ですから、筆者はクリーンなイメージで書いて、青連寺をダーティに書いているのかもしれません。意識的か無意識的かは判然としませんが。

それにしても、青連寺の袁明、李富、聞煥章の3人と梁山泊の呉用その他との頭脳勝負は互角といったところでしょうか?

「はかりごと」の内容は違います。持っているものが全く違うからです。
青連寺は持っているもの(宋という国の組織と軍隊)をどう使うか。梁山泊はゼロからスタートし、成長させつつ勝利していかなければならない。
今はストーリーを追うに集中していますが、再読することがあれば「はかりごと」という切り口でいっぱい学べることがある小説だと思います。


戦いがあればそこに「はかりごと」がある。
民主党代表選挙、武器はとりませんがこれも戦いです。いろいろとはかりごとがめぐらされているでしょう。

政治の世界は一寸先は闇だそうです。
離合集散は政治家の習性でしょうか?

この2週間、おもしろいといえば面白い。ただ日本が危機的状況にあることを忘れていればの話ですが。

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No title

言葉短めに!
まとめが最高ですね。^^v-218

No title

piglet01さん、こんにちは。

過分なお褒めをいただき恐縮しております。

昨日一日で流れが変わりましたね。
これが表面上のものか?小沢戦略によるものか?鳩山の思いか?

いろいろなものが絡み合っていると思います。
今日で一つの流れが決まりますね。
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