FC2ブログ

おおよそ半分

北方謙三の「水滸伝」

なかなか面白いです。
話に引き込まれて、どんどんページをめくり、知らぬ間に第10巻の途中まできました。
全19巻ですから、ちょうど折り返し地点になります。

「思えば遠くへ来たもんだ」
何の脈絡もなく、この言葉が出てきました。

宋江や晁蓋(この2人が中心人物)らが世直しのために叛乱を企ててから、ネットワークを作り、様々な準備を重ね、梁山泊を拠点にしてから行動が表に出ました。そして幾多の苦境を乗り越えや困難な戦いに辛うじて勝ちながら、地歩を固めつつあります。
ここまでが遠い道のりでした。よくぞここまできた。という感じがします。しかし、先は気が遠くなるほどの長い道のりが待っています。
「この先どこまで行くのやら?」ですね。

読者の立場からいうと苦しくなってきました。読んでいて面白いのだけど、第8巻あたりから重い疲れのようなものを感じます。長距離ランナーが感じるレース途中で苦しくなる時があると思うのですが、それに近いものがあると勝手に考えています。

遠い道のりをようやく半分まできた。しかしこれからも長い・・・

・・・と言いつつも、テーブルの上に無造作に置かれている「水滸伝」を手に取り、ページを開く。引き込まれ20?30ページ読んでしまう。どこかで、しんどさを感じつつも。

いやはや、僕は矛盾の塊か?


さて、北方「水滸伝」はキラリと光る言葉が時折出てきます。
第9巻265ページ、李衰という男が晁蓋に言います。

「『あれだけの官軍を、あっという間に打ち払うのを見ました。まだ、信じられません。仲間にして貰いたいですが、あんなふうに闘えるかどうか、自信はありません

正直な男だった。誰にも、自信などあるわけはない。それでも、闘えると強がって言う。部下にも、強要する。

この正直さは、将校としての資質と言っていい。強がりよりも、正直さの方が、よほど強く兵の心を掴む

FC2 Blog Ranking

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

よんちゃん

Author:よんちゃん
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード