勝手に動き出した

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村上春樹ファンではないのですが、「1Q84」がよかったので、ロングインタビューが読みたくて「考える人」2010年夏号を買ってしまいました。

これから書くことは、7月11日「勝手に動き出す」、13日「1Q84」の続編になります。

久石譲が脚本に2タイプある。作者がストーリーをあらかじめ決めて書いてもの(登場人物はあらかじめ定められたストーリーにそって動きます)と、作品中登場人物が勝手に動き出すものと分類していました。
久石さんは後者の脚本が好きで、読んでいてわくわくするそうです。

はたして「1Q84」はどのタイプの小説だろうかと考え、たぶん勝手に動き出したほうではないかと漠然と思っていました。(根拠などありませんよ)

答えはロングインタビューにありました。(P30?32より独断と偏見で引用します)

ジョージ・オーウェルの「1984」が念頭にあった。
(これは誰でもわかる話)

最初は「1985」という題の小説をかこうとした。しかしアントニー・バージェスという作家がすでにこのタイトルで小説を書いているのを知って、まずいと思った。
あれこれ考えて「1Q84」という題を思いついた。最初はタイトルだけだった。

(タイトルだけ決まって、小説の構想はまったくなかったそうです。小説を書いたことのないもの、これから書く気もないものにとって、不思議な話です。ただ、ああそうですかと受け取るほかありません)

登場人物の人物造形はなかった。まず名前を決めた。青豆という名前を決めたときに、あ、これはいけるなと思った。

(ますます不思議!青豆という名前も変だけど、この名前が決まって「いける」だって?小説ってそんなもの?)

青豆と天吾を交互に出していこうと思いついた時点で、これは平均率のフォーマットでやろうと決めた。
(平均率については、7月13日の記事に説明してあります)

最初書き出したときには、話がどう展開していくのか、頭の中にぜんぜん構想はなかった。

(答えは出ましたね。タイトル、主人公の名前のみ、フォーマット、書き出しのシーンのみ決まって、あとはすべてが勝手に動きだしたということです。
それにしてもこれでBOOK1と2、それぞれ24章の物語が書けるんだから凄いね!
ちなみにBOOK3で主要人物になる牛河については)

1,2を書いた時点では、牛河がゆくゆく活躍するなんて思っていなかった。なんとなく成り行きで彼を出してきて?(P40)

(以前の作品である『ねじまき鳥クロニクル』に牛河が出てくるそうです。
こうして制作秘話?らしきものを読んでいると不思議な感じがしてきました。

小説家は自分の小説を書くのではないのか?

文学論や小説論とは全く無縁だった僕が、“小説って何?”と考え込んでしまいます。

なにものかが村上春樹の筆を通して小説を書かせたのかと?

妄想かもしれませんが・・・)
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