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日李戦争

日本史の教科書には「日李戦争」という用語はたぶんないでしょう。

浅田次郎が「蒼穹の昴」で使った言葉です。
この本を今読んでいます。上下2巻図書館から借りてきました。十数年前の本で、たくさんの人が借りたのでしょう、ぼろぼろになっています。
字も小さく読みにくい。当時としては字の大きさは普通だと思いますが、活字が大きくなった現在と比べると、その差に驚いてしまいます。

「蒼穹の昴」は以前読んだ「中原の虹」とセットになると言えます。清朝末期の話で、登場人物がかなりダブっています。
時代的には「蒼穹の昴」が先になり、「中原の虹」が後になります。

昨日上巻を読み終えたのですが、なんとなくスター・ウォーズみたいだなと思いました。
映画「スター・ウォーズ」はエピソード4から映画化がはじまり、5,6ときて、時間を空けてエピソード1から2,3と制作されました。見るほうもその順番で見ているわけです。

強引に言ってしまえば「中原の虹」がエピソード4?6、「蒼穹の昴」がエピソード1?3にあたり、その順番どおりに読んでいる気分になりまました。
(別に意図して読んだわけではないのですが・・・)


さて「日李戦争」ですが、清朝末期に日本と戦争をしました。日本では「日清戦争」と読んでいます。

「蒼穹の昴」において浅田次郎が書いています。
・清国軍とは戦える軍隊ではない(かなり弱体化していた)
・太平天国の乱を鎮圧したのは清国軍ではない、李鴻章が組織した軍隊である
・李鴻章の軍隊は、清の正規兵ではなく、李の私兵である
・その私兵が清軍であるような様相を帯びた
・しかいあくまで李の私兵であって、それが日本と戦った
よって「日李戦争」であると。

粗っぽくまとめるとこのようになります。

日本からみれば清と戦った事になりますが、清からすればそうでないという解釈です。
実態はどうなんでしょう?浅田次郎の言ったとおりかもしれません?

歴史上の出来事にはいろいろな解釈ができますが、その違いによって名称まで変えるというのは驚きです。
とはいっても日本において「日清戦争」の名称は変わるようには思えません。
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