日本人へ
「風のように」あっちへ吹くかと思えばこっちへ吹く。勝手気ままに書いているブログです。
ネタの半分以上は読書から取っています。
読んだら人に話せばいい、そうしたら本の内容が身につくから、と何かの本に書いてありました。
僕は話す変わりにブログの文章を書いています。
それで何が身についたかと問われると、口ごもってしまうのですが、読みっぱなしにするよりは何かが身についているような感覚があります。錯覚かもしれませんが(苦笑)
書いていて、高校生の読書感想文に近いなと思うこともあります。文章レベルや内容も高校程度だなと思うこともしばしば。
実名ではとても人様にお見せする事はできません。匿名性のあるブログだからできることです。
そういう意味でブログのありがたさを感じます。
そんなこんなで読書ネタを記事にしていきますが、自分が気に入ったことを書いていても、その本を人に薦めることはほとんどありません。
しかしこの本

これはお薦めです!
先日読み終えましたが、ただ今再読中。
この本の価値は、奇しくも塩野さん自身の文にありました。
「知ることと考えること」というタイトルの文(P196?201)より
塩野さんはローマ在住のため、日本の新聞は1日遅れ、雑誌は1週間遅れで読むことになる。タイムリーでないが故に「ことが起こる前に書いた文を、ことが起こった後に読む愉しみ」があると。
このことから「事前に書いたことを事後に読んでも、読むに耐える内容でなければならない」と。
イタリアにいて塩野さんが、この基準で日本の政治評論家を評価したとき、及第点があげられるのが5人。
(誰でしょうね?塩野さんが認めた5人の名前が知りたいな)
テレビやネットの時代で、新聞・雑誌・書籍の活字媒体が「勝負するための“武器”とは、事後でも読むに耐え、情報はすでに知っていても読みたいと思わせ、それでいて読んだ後に満足を与えられるもの、つまり情報の“読み”なり“解釈”で勝負したもの、を書いたり言ったりする能力でしかない」
この青字にしたところが、僕の「日本人へ」の賛辞になります。またこの本の価値であると確信しています。
(ちなみに本書は「文藝春秋」2003年6月号?2006年9月号に掲載された文章が新書としてまとめられたものです)
取り上げられている題材はタイムリーではありませんが、情報の読みと解釈に深さがあり、語られる内容は本質をついていて読み応えがあります。
実現不可能な理想論や建前を振りかざすことはありません。歴史を知る人間の深い洞察が語られています。
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ネタの半分以上は読書から取っています。
読んだら人に話せばいい、そうしたら本の内容が身につくから、と何かの本に書いてありました。
僕は話す変わりにブログの文章を書いています。
それで何が身についたかと問われると、口ごもってしまうのですが、読みっぱなしにするよりは何かが身についているような感覚があります。錯覚かもしれませんが(苦笑)
書いていて、高校生の読書感想文に近いなと思うこともあります。文章レベルや内容も高校程度だなと思うこともしばしば。
実名ではとても人様にお見せする事はできません。匿名性のあるブログだからできることです。
そういう意味でブログのありがたさを感じます。
そんなこんなで読書ネタを記事にしていきますが、自分が気に入ったことを書いていても、その本を人に薦めることはほとんどありません。
しかしこの本

これはお薦めです!
先日読み終えましたが、ただ今再読中。
この本の価値は、奇しくも塩野さん自身の文にありました。
「知ることと考えること」というタイトルの文(P196?201)より
塩野さんはローマ在住のため、日本の新聞は1日遅れ、雑誌は1週間遅れで読むことになる。タイムリーでないが故に「ことが起こる前に書いた文を、ことが起こった後に読む愉しみ」があると。
このことから「事前に書いたことを事後に読んでも、読むに耐える内容でなければならない」と。
イタリアにいて塩野さんが、この基準で日本の政治評論家を評価したとき、及第点があげられるのが5人。
(誰でしょうね?塩野さんが認めた5人の名前が知りたいな)
テレビやネットの時代で、新聞・雑誌・書籍の活字媒体が「勝負するための“武器”とは、事後でも読むに耐え、情報はすでに知っていても読みたいと思わせ、それでいて読んだ後に満足を与えられるもの、つまり情報の“読み”なり“解釈”で勝負したもの、を書いたり言ったりする能力でしかない」
この青字にしたところが、僕の「日本人へ」の賛辞になります。またこの本の価値であると確信しています。
(ちなみに本書は「文藝春秋」2003年6月号?2006年9月号に掲載された文章が新書としてまとめられたものです)
取り上げられている題材はタイムリーではありませんが、情報の読みと解釈に深さがあり、語られる内容は本質をついていて読み応えがあります。
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