理論派
「耳で考える」(久石譲、養老孟司著)がようやく読めました。
あとがきに久石さんは
「僕はといえば、まだガチガチの理論派なのである」(P205)と書いています。
「この間も音楽大学で特別講義をおこなったとき、学生に『和声学や対位法』は徹底的に勉強した方がいい、と声を大にして言った」とあります。
ジブリその他の映画音楽作曲家というイメージがあるので意外な感じがしました。
感性にまかせ「伸びやかに赴くまま音を紡いでいければどんなに幸せか、と思うのだが現実はそんな構築性のないものは犬の遠吠えよりも聞くに堪えない」
う?んと唸ってしまいます。僕は久石さんが作曲したジブリ映画のサントラはおおよそ持っていて、よく聞きました。
「太王四神記」のサントラも素晴らしかった。
これらは「感性」と「理論」のせめぎ合いの中から生まれた作品ということでしょうか・・・
誰かに「久石譲の作品は、理論でがんじがらめになってのたうち回って作られたものだよ」と言ったとしましょう。
「そうだろうね」と頷いてくれる人がどれほどいるでしょうか。
僕がそれを言われたら「嘘だろう、そのように聞こえないよ」と言うでしょう。
逆にいえば、理論と感性のはざまにあって引き裂かれながら作られた。そのことを感じさせない曲になっている、となるでしょう。
それから久石さんはクラシック音楽にも精通していることを感じました。
本書にバッハ、モーツァルトからストラヴィンスキー、メシアン、武満徹まで出てきます。
最も感性と理論で引き裂かれた作曲家はブラームスだと分析も出てきます。
「耳で考える」は作曲家久石譲を知る上で有益な本でした。
オランダ戦、残念です。
ただ一番よい負け方をしました。なぜならデンマーク戦は引き分け以上でいいから。
デンマークが予選突破するには勝たなければならない。日本の方が有利です。
これが両チームにどういう影響を及ぼすか・・・?
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あとがきに久石さんは
「僕はといえば、まだガチガチの理論派なのである」(P205)と書いています。
「この間も音楽大学で特別講義をおこなったとき、学生に『和声学や対位法』は徹底的に勉強した方がいい、と声を大にして言った」とあります。
ジブリその他の映画音楽作曲家というイメージがあるので意外な感じがしました。
感性にまかせ「伸びやかに赴くまま音を紡いでいければどんなに幸せか、と思うのだが現実はそんな構築性のないものは犬の遠吠えよりも聞くに堪えない」
う?んと唸ってしまいます。僕は久石さんが作曲したジブリ映画のサントラはおおよそ持っていて、よく聞きました。
「太王四神記」のサントラも素晴らしかった。
これらは「感性」と「理論」のせめぎ合いの中から生まれた作品ということでしょうか・・・
誰かに「久石譲の作品は、理論でがんじがらめになってのたうち回って作られたものだよ」と言ったとしましょう。
「そうだろうね」と頷いてくれる人がどれほどいるでしょうか。
僕がそれを言われたら「嘘だろう、そのように聞こえないよ」と言うでしょう。
逆にいえば、理論と感性のはざまにあって引き裂かれながら作られた。そのことを感じさせない曲になっている、となるでしょう。
それから久石さんはクラシック音楽にも精通していることを感じました。
本書にバッハ、モーツァルトからストラヴィンスキー、メシアン、武満徹まで出てきます。
最も感性と理論で引き裂かれた作曲家はブラームスだと分析も出てきます。
「耳で考える」は作曲家久石譲を知る上で有益な本でした。
オランダ戦、残念です。
ただ一番よい負け方をしました。なぜならデンマーク戦は引き分け以上でいいから。
デンマークが予選突破するには勝たなければならない。日本の方が有利です。
これが両チームにどういう影響を及ぼすか・・・?
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