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偶然をつかまえる力

『作曲の時にコンピュータを使っていますが、コピーペーストの作業の間にミスが起きて、予定していないところで音が重なってしまったりすることがあるんです。
アシスタントの人が「あっ、すみません」と言って急いで直そうとするんですけれど、「いやいや、そのままちょっと聴かせて」とそれを聴いているうちに、何かヒントがつかめることがあったりします。
 ? そういうアクシデントみたいなことの出会いがあった方が面白いものができる可能性が高いんですよ』と久石譲は語り、

養老孟司は『?何かを発明、発見していくには、そういう偶然をつかまえる能力が根本にないとダメなんです』と応じています。 (久石譲、養老孟司「耳で考える」P83?84)

作曲家久石譲に対して「どんな時にメロディが閃くのか?」「その閃くはどこからくるのか?」と多くの人が質問するそうです。
それに対する一つの回答という形で養老さん相手に話しています。

1オクターブ内の12の音をどう組み合わせるかという構築作業。
メロディやリズムをどう組み合わせたり、つなげたりするか、という地道な作業。等のあとに、冒頭の言葉が出てきます。

偶然の産物によっておもしろいものができる可能性がある。これには、へ?、そうなのか!と軽い驚きあり。
自然科学の分野で、実験ミスやちょっとした手違いから生じたことが、思わぬ発見になることがあるそうですが、作曲においてもそれに近いものがあるのが面白いところです。


本質とずれたところで面白がるのは僕の変な癖(?)ですが・・・
・作曲にコンピュータを使う
→楽譜作成ソフトのことかな?(手元にありますが、使っていません。宝の持ち腐れ)
 作曲用のソフトってあるのかな?

・コピーペーストの作業
→これは楽譜作成ソフトの話だな。たぶんオーケストレーションの作業に使うのだろう。

・アシスタントの人が
→作曲家って一人で孤独な職業というイメージがあるけど、久石さんは売れっ子作曲家だからアシスタントを雇っているのかな。雇えるだけの収入があるのがわかるが、それ以上にアシスタントがないとやっていけないほど忙しいのだろうね?

・そのまま聴かせて
→楽譜作成ソフトは再生機能があります。久石さんは出てくる音にしっかりとしたイメージがあるんでしょうね。だから、コピーペースト作業の間違いに気づくと思います。
そして、間違いをすぐ訂正しようとせずに、「何かあるかもしれない」「何かつかまえよう」という意思の働きがある。これまで聞いてきた久石作品には、偶然につかまえられてメロディになり、曲の一部となったものがあると想像できます。聞く者にはどこかわからないけど。
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No title

どんな分野でも、偶然を捕まえられる人って例外なく、そのことに打ち込んでいる人だと思うんですが、どうでしょうか?

失敗と思われるものが実は大成功だったなんて例もありますよね。音楽とは関係ないのですが、すぐに剥がれる糊を作ってしまった人がPost it を大ヒットさせたのは有名な話ですもんね。

音楽も失敗から良いものが出来たりなんかして…。久石譲さんはそういうことをよく知っていらっしゃるのでしょう。彼の音楽を演奏してみると緻密な計算だけではない何かがあるような気がしますが、言い過ぎでしょうか?

No title

たかさん様、こんにちは。

>そのことに打ち込んでいる人<
なるほど、たしかにそう言われればそうですね。
気づきませんでしたが、たかさん様の言葉に得心するものがあります。

蛇足ながら、プラス柔軟性もあるのかなと思ったりします。

Post it は重宝しています(笑)
よくぞ商品開発してくだしました!です。

久石譲作品は、我が吹奏楽団と母校定演におけるOB合同演奏の2つでかなりの数を指揮させてもらっています。
やっていて緻密な計算以外の「何か」、を感じる時は確かにあります。
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