わが勲は民の平安

「わが勲は民の平安」

これはジュルチン(女真)の誓詞。
(いさおし)を広辞苑でひくと
→事をうまくなしとげた名誉。手柄。勲功。


浅田次郎「中原の虹」全4巻読み終えました。

2本立てで?清朝末期から袁世凱の死と張作霖の長城越えまで
?ヌルハチからフーリンまで、つまり清朝建国まで

2つの“ものがたり”を交互に語りながら、「歴史は繰り返す」を感じさせるような見事な構成。
現在の行いや様々な事象は、過去にも似たようなことがあった。すべて同じではない、異なる要素はある。しかし、それを除き抽出していけば本質において同じようなものが見えてくること。

?の中心は張作霖、西太后、袁世凱。?はダイシャン(ヌルハチの子で、フーリンの伯父)
その他脇役となる人物についても縦横無尽に語られます。

しかし、浅田次郎が「中原の虹」で一番語りたかったのは、「わが勲は民の平安

僕はそう受け取りました。


平家物語は冒頭しか知りませんが、“諸行無常”“おごれる人も久しからず”“盛者必衰”ということわりにそって人が現れ消えてゆく、という勝手なイメージを持っています。
それに似た感じで“民の平安”をキーワードに、歴史の必然として配された者たちの必死の生きざまが語られている。

極論すれば、「中原の虹」の主人公は“民の平安”であると。
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