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遠い呻き

今日はいい天気ですね!
昼前の約1時間、イベントで演奏してきました。

久しぶりの屋外での演奏、マイクを使わず生の音で勝負しなければならないので、いささか厳しいものがありました。
こういう時に音を遠くへとばすことの重要性を感じます。

それはさておき、20代後半からでしょうか?30になってからでしょうか?ビジネス書や自己啓発本をよく読むようになりました。
ところがここ数年、あまりその類の本を読まなくなりました。(衝動買いはするのですが・・・)

ビジネススキルはアップしていないし、自己啓発もされていないのですが・・・
面白さを感じなくなったのかもしれません。

今は小説(おもに歴史)か新書が多いです。
面白いし、心に響く言葉や学ぶ事が多いからでしょう。

ここで、最近一番グググッときた一節がこちら。
北方謙三「水滸伝」1よりP222

「耳もとの呻きは、感情を逆立てる。遠い呻きは、心の底に響く。」

水滸伝の時代設定は北宋末期。役人は汚職に手を染めて不正がはびこり、世の中が乱れ、民は苦しむ。そんな世の中を変えたいと動くものたちの会話の一部です。少し前から引用すると、

各地を行脚したものが「なにか見続けてきました。こ国の民の間にです。いや、聞いてきたのかな。呻きとか、声にならない声とか」
「それが、おまえを大きくしたはずだ。人の声を、ただのさんざめきではなく、呻きとして聞けるようになった」
「遠い呻きです」
「それでいい。耳もとの呻きは、感情を逆立てる。遠い呻きは、心の底に響く?」


「耳もとの呻きは、感情を逆立てる」というのは、生活の実感として、「よくわかる!」と頷いてしまいます。

「遠い呻きは、心の底に響く」という言葉はいいですね。
これだけを単体として取り出しただけではピンとこないかもしれませんが、北方「水滸伝」が200ページ書かれたところで、放たれた言葉です。なんともいえない重みを感じてしまったのです。


その他でも“殺し文句”のような素敵な言葉がいくつか出てきます。
登場人物の活躍とあわせて、なかなか読み応えのある小説だと思います。
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