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オンブレ

エルモア・レナードの「オンブレ」を読みました。

エルモア・レナード、今まで聞いたことのない作家名です。だから関心は全くありませんでした。ハッキリ言うとゼロでした。
じゃあ、なんでその小説を買ってよんだか?

訳者が、村上春樹だから。

ただそれだけの理由です。

オンブレ


小説家村上春樹を知って、その作品を読むようになったいきさつは、先日の記事で書きました。
その途中で、翻訳もかなりの数をしていることを知って、試しに読んでみました。

レイモンド・カーヴァーだったか、レイモンド・チャンドラーだったか・・・、それとも他の作家か、はっきり覚えていません。

原作が素晴らしいのは勿論だけれども、村上さんの翻訳文がとてもいいんだと思います。読みやすくて、面白い。
いくつか翻訳作品を読んでから、村上さんが翻訳について語った本を2冊ばかり読みましたが、彼が翻訳した小説はおそらくハズレはないだろうなと信頼するようになりました。

ということで、半年ほど前に書店でたまたま見つけましたが、迷うことなく購入しました。
(しかし、読み始めたのは7月、先日読み終えたところです)


「オンブレ」は、アメリカの西部開拓時代を題材にした小説です。

帯にあるようにまさに“ワイルド&クール”です。感傷的なところも心理描写もありません。
「私」が体験したことを語るという形式ですが、主人公の男は寡黙で、余分なことは一切しゃべりません。
極限状態で、主人公の男は周囲の人間に説明もなにもしません。理解を得ようとしません。ただ行動するだけです。
この小説を読み終えてから、この男は周囲の状況にアンテナを張り巡らしながら、必要と思うことをやっていったのだとわかりました。おそらく共に行動する人達のことを考えて、どうすれば極限状態から抜け出せるのかを考えていたのだと思います。

どんなストーリーかは言いません。小説のあらすじは、読む方にとっては面白いものではありませんから(笑)

主人公のドライな行動が後々まで印象に残る作品だと思います。
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