日本人の起源
「世界史とつなげて学べ超日本史」より
DNA 解析の話ですが、
「人類の系譜を知るためための最強のツールが、“Y染色体”と“ミトコンドリアDNA”です。 (P25~26)
ミトコンドリアDNAを遡っていけば、母系の祖先がどこから来たのかが特定できるそうです。こうしたこと等をするのが分子人類学らしいです。
そこでグループ分けがなされ、系統樹のような図ができます。それぞれのグループをハブログループと呼びます。
あれこれこの本に書いてありますが、2点だけ引用しますと
縄文人の祖先であるハブログループDは、「従来いわれていたような東南アジアから島伝いにやってきたのではなく、氷河時代に地続きだったシベリア方面から日本列島(当時は日本半島)に渡ってきたのです」 (P31)
「母系のミトコンドリアDNAから見る限り
1 日本人は『北東アジア人』の一つである
2 アイヌ人、本土日本人、沖縄人は同じ系統に属する (P33)
次は、男系男子に継承されるY染色体です。
ちょっと長いですが引用します。
「東アジアで圧倒的なのは、黄河文明に源をもつ漢民族漢民族のO3で、北部中国人では約50%、韓国人では約40%に達します。
中国南部から東南アジアにかけて分布するO2は、越人と呼ばれた長江文明の末裔と考えられます。
日本人では北方漢民族系のO3(約30%)、越人系のO2(約30%)が拮抗していますが、最も多いのはD2(約40%)です。
D2は中国人、韓国人にはほとんど現れませんので、D2が縄文人、O2が弥生人と考えれば説明がつきます。
(2015年のY染色体系統図改定によって、O2はO1bへ、O3はO2へ、D2はD1bへと改称されました。混乱をされるため、ここでは旧称を用います)
驚くべきことに、はるか彼方のチベット人や、インド洋のアンダマン諸島民には、縄文人と同じD2が高い頻度で現れます。」 (P35~36)
この本では、こういったことが書かれています。
興味を持たれた方は、ネットで検索してみてください。本格的に書かれたものもあります。面白いですよ。
DNA 解析の話ですが、
「人類の系譜を知るためための最強のツールが、“Y染色体”と“ミトコンドリアDNA”です。 (P25~26)
ミトコンドリアDNAを遡っていけば、母系の祖先がどこから来たのかが特定できるそうです。こうしたこと等をするのが分子人類学らしいです。
そこでグループ分けがなされ、系統樹のような図ができます。それぞれのグループをハブログループと呼びます。
あれこれこの本に書いてありますが、2点だけ引用しますと
縄文人の祖先であるハブログループDは、「従来いわれていたような東南アジアから島伝いにやってきたのではなく、氷河時代に地続きだったシベリア方面から日本列島(当時は日本半島)に渡ってきたのです」 (P31)
「母系のミトコンドリアDNAから見る限り
1 日本人は『北東アジア人』の一つである
2 アイヌ人、本土日本人、沖縄人は同じ系統に属する (P33)
次は、男系男子に継承されるY染色体です。
ちょっと長いですが引用します。
「東アジアで圧倒的なのは、黄河文明に源をもつ漢民族漢民族のO3で、北部中国人では約50%、韓国人では約40%に達します。
中国南部から東南アジアにかけて分布するO2は、越人と呼ばれた長江文明の末裔と考えられます。
日本人では北方漢民族系のO3(約30%)、越人系のO2(約30%)が拮抗していますが、最も多いのはD2(約40%)です。
D2は中国人、韓国人にはほとんど現れませんので、D2が縄文人、O2が弥生人と考えれば説明がつきます。
(2015年のY染色体系統図改定によって、O2はO1bへ、O3はO2へ、D2はD1bへと改称されました。混乱をされるため、ここでは旧称を用います)
驚くべきことに、はるか彼方のチベット人や、インド洋のアンダマン諸島民には、縄文人と同じD2が高い頻度で現れます。」 (P35~36)
この本では、こういったことが書かれています。
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