国盗り物語
僕が初めてNHK大河ドラマを見たのは小学校の頃。「新・平家物語」(吉川英治 原作)だった。次の年が「国盗り物語」。
この2作が僕にとっての大河ドラマの基準です。だからこお5年10年20年の大河ドラマは、品がなくて、薄っぺらだから見る気がしません。
それはさておき。
昨年、急に原作である司馬遼太郎の「国盗り物語」が読みたくなって秋ごろから読み始めました。
司馬さんの長編小説はおおよそ読んでいるのですが、この作品はまだだったんですね。TVが何十年前に先行して見て、今になって原作を初めて読むことになりました(笑)

全4冊ありますが、前半2冊は斎藤道三が主人公で、後半2冊は織田信長です。
最近の研究では、斎藤道三は父と本人の親子二代で美濃の国を盗ったと言われているようです。しかし、司馬さんがこの小説を書いた頃は、そういう研究もなかったし、史料も見つからなかったんでしょうね。道三一人で、寺を出て油屋商人になり、やがて美濃一国を乗っ取るという筋で物がは形成されています。
それはそうと、前半2冊の感想を一言でいうと
痛快
これにつきます。
面白いのは無茶苦茶面白いです。それよりも読んでいる時の気分が痛快なんですね。そんな気分にさせる小説ってなかなかないですね。
後半は、織田信長編となっていますが、隠れた主人公は明智光秀です。表面的には織田信長を追ってストーリーは展開されますが、そこに明智光秀のストーリーがかなり組み込まれ、ふたり主人公という感じもします。
個人的主観でいえば、裏の主人公である明智光秀が実は物語の中心にいた、という印象です。
光秀から見た信長の話は面白いんだけど、なんとも言えず苦味を感じながら読んでいました。
小説を読みながら、平幹二朗の演じた斎藤道三、高橋英樹の信長、松坂慶子の濃姫、池内淳子のお万阿、三田佳子の深芳野、、近藤正臣の光秀、火野正平の秀吉などが、それぞれの1シーンに記憶としてよみがえってきました。しかも鮮明な画像で。
この2作が僕にとっての大河ドラマの基準です。だからこお5年10年20年の大河ドラマは、品がなくて、薄っぺらだから見る気がしません。
それはさておき。
昨年、急に原作である司馬遼太郎の「国盗り物語」が読みたくなって秋ごろから読み始めました。
司馬さんの長編小説はおおよそ読んでいるのですが、この作品はまだだったんですね。TVが何十年前に先行して見て、今になって原作を初めて読むことになりました(笑)

全4冊ありますが、前半2冊は斎藤道三が主人公で、後半2冊は織田信長です。
最近の研究では、斎藤道三は父と本人の親子二代で美濃の国を盗ったと言われているようです。しかし、司馬さんがこの小説を書いた頃は、そういう研究もなかったし、史料も見つからなかったんでしょうね。道三一人で、寺を出て油屋商人になり、やがて美濃一国を乗っ取るという筋で物がは形成されています。
それはそうと、前半2冊の感想を一言でいうと
痛快
これにつきます。
面白いのは無茶苦茶面白いです。それよりも読んでいる時の気分が痛快なんですね。そんな気分にさせる小説ってなかなかないですね。
後半は、織田信長編となっていますが、隠れた主人公は明智光秀です。表面的には織田信長を追ってストーリーは展開されますが、そこに明智光秀のストーリーがかなり組み込まれ、ふたり主人公という感じもします。
個人的主観でいえば、裏の主人公である明智光秀が実は物語の中心にいた、という印象です。
光秀から見た信長の話は面白いんだけど、なんとも言えず苦味を感じながら読んでいました。
小説を読みながら、平幹二朗の演じた斎藤道三、高橋英樹の信長、松坂慶子の濃姫、池内淳子のお万阿、三田佳子の深芳野、、近藤正臣の光秀、火野正平の秀吉などが、それぞれの1シーンに記憶としてよみがえってきました。しかも鮮明な画像で。
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