宮城谷三国志

これまで「三国志」は、2と14分の1読みました。

内訳は吉川英治の三国志全巻、横山光輝の漫画本全巻そして北方謙三の第1巻(全14巻)です。

これらと宮城谷昌光によるものとは大きく違いがあるように思われます。「三国志」と「三国志演義」の違いです。前者は正史です。後者は明の中期にできた歴史小説です。だから脚色があり、講談調にもなっています。

吉川、横山作品は「三国志演義」をもとにしている感じです。北方作品は1冊目しか読んでいませんが、なんとなくこちらに分類されるような気がします。一方、宮城谷作品は「三国志」や「後漢書」をもとにしているような気がします。

それから、小説が始まる時期が違います。
吉川・横山・北方は黄巾の乱(184)あたりからですが、宮城谷作品は第4代皇帝の和帝(在位期間88~105)あたりからです。第2巻の終わりころになってようやく黄巾の乱に入り、ようやく曹操や孫権が活躍し始めます。

第3巻は昨日から読み始めましたが、ここから吉川・横山・北方作品とこ違いがはっきり出てくるでしょう。つまり「三国志」と「三国志演義」の違いです。きっと面白いだろうなと、今からわくわくしています。


さて、なぜ宮城谷さんは後漢の中期から始めたのでしょう。

それは三国志のキーパーソンである曹操を知るためには、彼の祖父である曹騰を知らなければならないと考えたからです。曹騰は第8代皇帝の順帝の子供の頃から仕えていた宦官です。
そうなると宦官とは何かを知らなければならないし、宦官が牛耳った後漢の後期もしっかり見なければならない。そして・・・、という感じでいろいろとつながってきたわけです。


というわけで、第1巻と第2巻で後漢の中期以降のことを初めて知りました。

知ったというよりも、優れた語り手による「ものがたり」を聞いたという感じです。

聞いたときの心のありようが、昨日書いた、中国史に宮城谷昌光を得たことははわが喜びである、に表されていると思ってください。

読んでいる言葉がこころに入ってくるのです。第3巻以降も楽しみです。


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