調所笑左衛門
「しかし男は当時も、いまも、“偉業”をたたえられることがない」
読み始めて2ページ目にこの言葉が出てきました。
男の名前は調所笑左衛門(ずしょ しょうざえもん)。
この男を主人公にした「薩摩藩 経済官僚」を読み始めました。(今3分の1ほど読みました)
佐藤雅美さんの著作で、副題に“回転資金を作った幕末テクノクラート”とあります。
それによると、天保6年(1835)薩摩藩は500万両の借金をかかえていました。
今でいうとどれくらいの金額になるでしょうか?
どうしようもないほどの負債で、会社でいうなら事実上の倒産状態、しかも再建の見込みのない倒産状態であったというのです。
これを調所笑左衛門が解決します。
しかも100万両備蓄したというのです。
幕末から明治への維新回転の大事業は、薩摩藩が中心にいました。これが出来たのもお金があったから。
調所が歴史の舞台に登場していなければ、莫大な借金をかかえ貧窮にあえいでいたままで、倒幕の中心になることすらできなかったかもしれません。
そう考えると調所笑左衛門の功績は大きいものがあります。佐藤さんは述べています
「ふりかえってみると天はまるで、薩摩藩の回天の大事業を成功させるがために、一足はやく男を、配したがごとくである」と
そして冒頭に掲げた言葉が続きます。
「しかし男は当時も、いまも、“偉業”をたたえられることがない」
この言葉はいいですね!
僕をいかせる殺し文句みたいです。
豊臣秀長にしろ調所にしろ、目立たないけど、抜群の功績があった。しかしそれに見合った評価が与えられていない。
だけどこの人を抜きにしてはその組織が成り立たない、今後の業績なり飛躍があり得なかったであろう。
僕はそういう人間が好きです。
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読み始めて2ページ目にこの言葉が出てきました。
男の名前は調所笑左衛門(ずしょ しょうざえもん)。
この男を主人公にした「薩摩藩 経済官僚」を読み始めました。(今3分の1ほど読みました)
佐藤雅美さんの著作で、副題に“回転資金を作った幕末テクノクラート”とあります。
それによると、天保6年(1835)薩摩藩は500万両の借金をかかえていました。
今でいうとどれくらいの金額になるでしょうか?
どうしようもないほどの負債で、会社でいうなら事実上の倒産状態、しかも再建の見込みのない倒産状態であったというのです。
これを調所笑左衛門が解決します。
しかも100万両備蓄したというのです。
幕末から明治への維新回転の大事業は、薩摩藩が中心にいました。これが出来たのもお金があったから。
調所が歴史の舞台に登場していなければ、莫大な借金をかかえ貧窮にあえいでいたままで、倒幕の中心になることすらできなかったかもしれません。
そう考えると調所笑左衛門の功績は大きいものがあります。佐藤さんは述べています
「ふりかえってみると天はまるで、薩摩藩の回天の大事業を成功させるがために、一足はやく男を、配したがごとくである」と
そして冒頭に掲げた言葉が続きます。
「しかし男は当時も、いまも、“偉業”をたたえられることがない」
この言葉はいいですね!
僕をいかせる殺し文句みたいです。
豊臣秀長にしろ調所にしろ、目立たないけど、抜群の功績があった。しかしそれに見合った評価が与えられていない。
だけどこの人を抜きにしてはその組織が成り立たない、今後の業績なり飛躍があり得なかったであろう。
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