覇者の法則
「小澤征爾 覇者の法則」、この副題は物々しいですね。30代の頃はハウツー本とか成功哲学の類はよく読みました。自分がいかに仕事ができないかを痛感し、なんとかしなければと日々焦燥していましたから。
その頃であれば“覇者の法則”という言葉に飛びついていましたが、今は全く気をひきません。それより引いてしまいます。
枯れてきたのでしょうか(笑)
まあ、中野雄さんが書いたので買いましたが、他の著者だったら買わなかったかもしれません。
さてこの本、執筆動機の一つが、有望な若手指揮者の「ぼくも、小澤さんのようになれるかな」と質問があったから。
その時の返答は「私のお勧めしたい勉強法の第一は、小澤征爾さの歩んだ人生の軌跡を追うこと。そこから普遍的な成功法則をご自分で見つけ出してごらんなさい」
どうすればプロの音楽家として成功するか?
「私は音楽プロデューサーとして数多くの音楽家の卵と接してきたが、彼や彼女等の人生行路の岐路は、何事か未知の事柄に出逢い、未知の体験をしたときに、それを単なる“出来事”か“想い出”に留めてしまうか、それを次なる人生のための知恵に変え、飛躍か転換の糧と成しうるか否かで決まるという、冷厳な事実を何かいか直面してきた」 (P94)
この言葉に集約されるように思われます。その観点から小澤さんを見ると
「見聞した事柄に対する感受性の強烈さ、その場で得た記憶から人生の指針を生み出し、それを次なる行動に結びつけてしまう実行力がこの人の真骨頂なのであろう」 (P99)
となります。
僕としては成功哲学にはあまり関心がありません。それに関する記述はほとんどスルーです(笑)
それより他の逸話の方が面白い。
では一つ引用を。
「カラヤンのオーケストラへの注文は、『楽譜から離れて下さい。楽譜の中には、音楽はないんですよ』
凄いな!
異次元の境地ですよ。
音楽を趣味として、田舎にあって誰に教わるでもなく、独学で細々とやっていますが、死ぬまでに100分の1でいいからカラヤンのような感覚をもってみたい!
そう思う、ここ数日です(笑)
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その頃であれば“覇者の法則”という言葉に飛びついていましたが、今は全く気をひきません。それより引いてしまいます。
枯れてきたのでしょうか(笑)
まあ、中野雄さんが書いたので買いましたが、他の著者だったら買わなかったかもしれません。
さてこの本、執筆動機の一つが、有望な若手指揮者の「ぼくも、小澤さんのようになれるかな」と質問があったから。
その時の返答は「私のお勧めしたい勉強法の第一は、小澤征爾さの歩んだ人生の軌跡を追うこと。そこから普遍的な成功法則をご自分で見つけ出してごらんなさい」
どうすればプロの音楽家として成功するか?
「私は音楽プロデューサーとして数多くの音楽家の卵と接してきたが、彼や彼女等の人生行路の岐路は、何事か未知の事柄に出逢い、未知の体験をしたときに、それを単なる“出来事”か“想い出”に留めてしまうか、それを次なる人生のための知恵に変え、飛躍か転換の糧と成しうるか否かで決まるという、冷厳な事実を何かいか直面してきた」 (P94)
この言葉に集約されるように思われます。その観点から小澤さんを見ると
「見聞した事柄に対する感受性の強烈さ、その場で得た記憶から人生の指針を生み出し、それを次なる行動に結びつけてしまう実行力がこの人の真骨頂なのであろう」 (P99)
となります。
僕としては成功哲学にはあまり関心がありません。それに関する記述はほとんどスルーです(笑)
それより他の逸話の方が面白い。
では一つ引用を。
「カラヤンのオーケストラへの注文は、『楽譜から離れて下さい。楽譜の中には、音楽はないんですよ』
凄いな!
異次元の境地ですよ。
音楽を趣味として、田舎にあって誰に教わるでもなく、独学で細々とやっていますが、死ぬまでに100分の1でいいからカラヤンのような感覚をもってみたい!
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