G線上のアリア

小澤征爾のCDを久しぶりに聞き返しました。

お目当てはチャイコフスキーの弦楽セレナード第1楽章。2010年松本でのライヴ録音です。
癌の手術から復帰して、この年サイトウ・キネン・フェスティバルで指揮したのは、この1曲だけだったと思います。

いろんな要因があると思いますが、とにかく凄まじい演奏です。熱さと魂の震えと言っておきましょう。

     078.jpg

前回(たぶん1年ほど前)に聞いたときは、さほどと思わなかったのですが、今回すごいと思ったのが「G線上のアリア」です。

演奏の特徴を言い表すのは難しいのですが、よく歌っていることと、オーケストラの表現力が光っています。
サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)は弦楽セクションが素晴らしいです。これほどに雄弁なのはそうそうないと個人的に思っています。その表現力の確かさを引き出した小澤さんのタクトです。

G線上のアリアは、それだけでは駄目ですね。高みが必要です。魂にしみいるものがないといけません。それがこの演奏にあったのです。前回気づきませんでしたが、今回発見!



G線上のアリアには多くの名演があると思いますが、ほとんど知りません。
僕が聞いた中で印象に残っているのが、カール・リヒターフルトヴェングラー。手持ちのCDがないため、聞き返せないのが残念です。

所有CDは少ないのですが、その中でのベストはジャン=フランソワ・パイヤール盤。レコードで2枚出たと思うのですが、それの旧盤の方です。CD化されたので購入しました。

小澤/SKO盤、僕の中でその他大勢だった演奏から、これらと肩を並べる演奏に浮上しました。


ちなみにこのCDの収録曲データです。
・チャイコフスキー:弦楽セレナードから第1楽章(2010年松本でのライヴ録音) ※初CD化
・ブラームス:ハンガリー舞曲第5番(1989年ベルリンでの初録音)
・モーツァルト:ディヴェルティメントK.136から第1楽章(1992年第1回フェスティバルでのライヴ録音)
・チャイコフスキー:交響曲第4番から第4楽章(師・齋藤秀雄没後20年となった1994年松本でのライヴ録音)
・ドヴォルザーク:弦楽セレナードから第1楽章(1996年第5回フェスティバルでのライヴ録音)
・ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』から第1楽章(2000年松本でのライヴ録音)
・ブラームス:交響曲第3番から第3楽章(1991年オランダでの録音)
・ショスタコーヴィチ:交響曲第5番から第4楽章(2006年第15回フェスティバルでのライヴ録音)
・ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』から第4楽章抜粋(2002年松本でのライヴ録音)
・J.S.バッハ:G線上のアリア(2001年9月13日録音) ※初CD化

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