水野忠邦(2)

佐藤雅美の「水野忠邦と天保の改革」を読む限りにおいて、佐藤さんの忠邦への評価は低いのもがあります。

今日は権力の掌握と行使について
権力を握る事は目的か手段かという問題です。

・権力の座にすわることを目的にするのか

・理想とする政治を行いたい為に、権力掌握を手段とするのか

佐藤さんの文は、忠邦は前者のタイプという印象を与えます。

忠邦は老中になろうと決めていろいろと行動し、ついにその地位を得ます。しかし老中の中にも序列があって、総理大臣格の老中になるのに5年9ヶ月かかりました。さらに1年2ヶ月後に忠邦にとって重石のような存在であった大御所の徳川家斉が死去。
ようやく権力を思う存分振るうことができるようになりました。

旧弊を一掃して新しい政治をするぞ!いや、しなければならないと意気込みます。

しかし忠邦には、確たるビジョンがありませんでした。
そこで手本としたのが、およそ50年前の寛政の改革を踏襲する政治でした。

しかし、当時幕府が又日本が抱えていた内憂外患を打開するために採られた政策でなかった。現実と遊離する形で進められた「改革」という名前の政治。権力が手段でなく目的であった男の政治。
佐藤さんの文をさらに突き進め、天保の改革をあえて酷評してみました。

さて真実はいかに。
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水野と田沼に対する評価

こんにちは。
佐藤さんは、『田沼意次―主殿の税』という本を書いてますね。こちらも読まれましたでしょうか?
田沼意次といえば、昔から賄賂政治やらであまり評判が良くなかったですね。最近は評価も変わってきているようですが。
紹介文やレビューを読むと、田沼意次に対しては佐藤さんの評価がわりと高いらしいので、水野忠邦への評価とは違っているところに興味があって、これも読もうかと思っています。

田沼

yoshimiさん、こんにちは。

佐藤さんの「将軍たちの金庫番」のはしがきに
「大君の通貨」「薩摩藩経済官僚」「幕末住友役員会」「主殿の税」の歴史経済小説4冊のタイトルが列挙してありました。

その中で読んだ事があるのが「大君の通貨」のみです。
残り3冊はまだ読んでいませんが、ぜひとも読みたいと思っています。

これまで江戸時代は幕末を除いて興味がなかったのですが、佐藤さんのおかげで俄然興味がわいてきました。

江戸時代の経済という文脈の中で、3大改革や田沼をとらえるのは、すごく面白い事だろうなと思ってワクワクしています。
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