日本古代史 謎と真説

関裕二の「日本古代史 謎と真説」を読みました。

関さんの本で初めて読んだのが「藤原氏の正体」でした。
突然歴史の表舞台に躍り出た中臣鎌足の正体について驚きの新説を述べ、その子藤原不比等から権力の中枢に座り続けた藤原氏の深層をえぐりだした本でした。

この本のエッセンスが「日本古代史 謎と真説」に盛られています。同様に他の本で詳しく論じられた内容の要点が盛られています。

関

帯にあるように「なぜ『日本書紀』は邪馬台国の存在を隠蔽したか!?」が、この本の中心ポイントであり、日本古代史の肝になる部分です。

日本書紀を編纂した時に権力の中枢にいたのが、藤原不比等です。

歴史書というものは、全て客観的に書かれた正しいものではありません。お隣の国の歴史書や歴史教科書を見ればわかりますね。自分の都合のいいように改ざんすることがあるのです。

そこから考えていくと、日本書紀は藤原氏にとって都合のいいように書かれた書物である、これが関さんの主張です。

6世紀以前の記述は信用できないとか、神々が登場して人間が出てこないのであくまでも神話ととらえるなどと言われます。日本書紀の作成者は史実を知らず伝承のみで記述したのでしょうか? そうではない、とてもよく知っていた。知っていたがそのまま書くと、自分達すなわち藤原氏にとって都合の悪いことがあるので徹底的に隠そうとした。

その一つが邪馬台国で、これについて当然知っていたが隠蔽した。その他も同様というのです。

歴史改竄のために書かれたというと言い過ぎかな・・・
と思ってしまいました。
というのも「蘇我氏=悪」という図式を作って浸透させるあった。その延長線上に聖徳太子問題があります。聖徳太子は謎が多いんですね。


さてさてこの本、関裕二作品の一冊目だったら刺激が強いかもしれません(笑)
幅広い内容で、内容てんこ盛りですから。
でも関さんの説く古代史エッセンスが詰まっているので、手短に知りたい方にはいいかもしれません。

ただ、論証に割くページ数が少ないので、頭に?マークがいくつも浮かんでくる可能性があるかもしれません。
一つ一つを詳しく知りたいと思われた方は、それぞれのテーマについて突っ込んで書かれた本があるので、それを読まれるといいでしょう。


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