地形から
昨秋に出版された竹村公太郎 著 「日本史の謎は『地形』で解ける」は、気が向いた時だけポツリポツリと読んでいます。
今まで日本史を地形や気象から見た人がどれくらいいるでしょうか?
司馬遼太郎は「街道をゆく」の執筆の際は、多くの文献の他に地図を読み込み、実際に現地に行ってから文をしたためました。地理的感覚だったり現地での実感を大切にした人だと思います。
他の作家や歴史学者はどうでしょうか。僕はそのことに関して、全く知らないのでなんともいえません。
ただ、地形や気象の視点から日本史を読み解いた人はいなかったでしょう。
だから「日本史の謎は『地形』で解ける」を読むと、へ~と思わされたり、なるほどと納得させられたりします。つまるところ斬新なんですね。
たとえば第1章、徳川家康が北条氏滅亡後、江戸入りした時点において関東平野はなく関東湿地であったこと。劣悪で使い物にならないような土地であったが、家康は鷹狩と称して関東一帯を歩き回る中で、まだ目には見えない宝物を探し当てた・・・
第2章は、織田信長の比叡山焼き討ちは、比叡山という地形が原因だった。京へ行くには比叡山のふもとを通っていかなければならない。巨大武装勢力である比叡山延暦寺の僧兵をそこにいる・・・
第3章、源頼朝は平家討伐後も鎌倉にい続けた。なぜか? 京の都の衛生環境が最悪だった・・・
とまあ、そんな感じです。あえてぼかして書きましたが(笑)

昨日、出先でふらりと書店に立ち寄りました。
すると「地形から読み解く日本の歴史」というが出ているではありませんか。
即、買いましたよ(笑)
少しばかり読みました。「日本史の謎は『地形』で解ける」の要約本という印象です。
それだったら書く必要ないんじゃないかと思われますが、そうではありません。
古地図、地形図、写真、イラスト等が充実しているのです。文庫本で文字だけではわからない部分を補ってくれるのです。こうした視覚情報が豊富なのはありがたいですね。
しばらく、この3冊(上記写真)を楽しませてもらいましょうか(笑)
ちなみに表紙の安土城や本の中にある多くのイラストは香川元太郎さんが描いています。この人の描く城のイラストは大好きなんですよ!
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今まで日本史を地形や気象から見た人がどれくらいいるでしょうか?
司馬遼太郎は「街道をゆく」の執筆の際は、多くの文献の他に地図を読み込み、実際に現地に行ってから文をしたためました。地理的感覚だったり現地での実感を大切にした人だと思います。
他の作家や歴史学者はどうでしょうか。僕はそのことに関して、全く知らないのでなんともいえません。
ただ、地形や気象の視点から日本史を読み解いた人はいなかったでしょう。
だから「日本史の謎は『地形』で解ける」を読むと、へ~と思わされたり、なるほどと納得させられたりします。つまるところ斬新なんですね。
たとえば第1章、徳川家康が北条氏滅亡後、江戸入りした時点において関東平野はなく関東湿地であったこと。劣悪で使い物にならないような土地であったが、家康は鷹狩と称して関東一帯を歩き回る中で、まだ目には見えない宝物を探し当てた・・・
第2章は、織田信長の比叡山焼き討ちは、比叡山という地形が原因だった。京へ行くには比叡山のふもとを通っていかなければならない。巨大武装勢力である比叡山延暦寺の僧兵をそこにいる・・・
第3章、源頼朝は平家討伐後も鎌倉にい続けた。なぜか? 京の都の衛生環境が最悪だった・・・
とまあ、そんな感じです。あえてぼかして書きましたが(笑)

昨日、出先でふらりと書店に立ち寄りました。
すると「地形から読み解く日本の歴史」というが出ているではありませんか。
即、買いましたよ(笑)
少しばかり読みました。「日本史の謎は『地形』で解ける」の要約本という印象です。
それだったら書く必要ないんじゃないかと思われますが、そうではありません。
古地図、地形図、写真、イラスト等が充実しているのです。文庫本で文字だけではわからない部分を補ってくれるのです。こうした視覚情報が豊富なのはありがたいですね。
しばらく、この3冊(上記写真)を楽しませてもらいましょうか(笑)
ちなみに表紙の安土城や本の中にある多くのイラストは香川元太郎さんが描いています。この人の描く城のイラストは大好きなんですよ!
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