同じ分母
昨日の続きです。
フルトヴェングラーとカラヤンを単純に比較することはできないと書きましたが、それに近い言葉を「証言・フルトヴェングラーかカラヤンか」から引用します。
コントラバス奏者のハルトマンの言葉です。
「よく、カラヤンとフルトヴェングラーと、どちらが偉大だったかという質問を受けますが、それはくだらない質問です。この二人を同じ分母の上に持っていって比べることは不可能です」 (P51)
なるほどと思いました。
この二人は、芸風というか目指す方向が違うと思います。だから同じ尺度で比較できないと思います。
「同じ分母の上に」という表現がいいですね。
引用ついでにもう一つ(笑)
「ラトルが批判を受けるのは、新しいことをやるからですよ。
聴衆というのは、常に新しいものを欲していながら、同時に自分たちの馴染んだものを手放したがらない。
だから、新しいことをやる人間は、まず、ちょっと持ち上げられて、それから叩かれるのです」 (P127)
(このインタビューは2007年から2008年にかけて行われました。ラトルは2002年9月にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督に就任しています)
この聴衆はに続く言葉がいいですね。たしかに言えてると思います。
全員がそうだとは思いませんが、6割から8割の人がそういう傾向を持っていると考えます。
持ち上げてから叩くというのも納得です。聴衆というのは無責任なところがありますからね。
それから、このことは音楽にかかわらず、いろいろなことにも言えると思いますね。
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フルトヴェングラーとカラヤンを単純に比較することはできないと書きましたが、それに近い言葉を「証言・フルトヴェングラーかカラヤンか」から引用します。
コントラバス奏者のハルトマンの言葉です。
「よく、カラヤンとフルトヴェングラーと、どちらが偉大だったかという質問を受けますが、それはくだらない質問です。この二人を同じ分母の上に持っていって比べることは不可能です」 (P51)
なるほどと思いました。
この二人は、芸風というか目指す方向が違うと思います。だから同じ尺度で比較できないと思います。
「同じ分母の上に」という表現がいいですね。
引用ついでにもう一つ(笑)
「ラトルが批判を受けるのは、新しいことをやるからですよ。
聴衆というのは、常に新しいものを欲していながら、同時に自分たちの馴染んだものを手放したがらない。
だから、新しいことをやる人間は、まず、ちょっと持ち上げられて、それから叩かれるのです」 (P127)
(このインタビューは2007年から2008年にかけて行われました。ラトルは2002年9月にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督に就任しています)
この聴衆はに続く言葉がいいですね。たしかに言えてると思います。
全員がそうだとは思いませんが、6割から8割の人がそういう傾向を持っていると考えます。
持ち上げてから叩くというのも納得です。聴衆というのは無責任なところがありますからね。
それから、このことは音楽にかかわらず、いろいろなことにも言えると思いますね。
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