遠くの声を捜して

「その時、突然それがやって来た。不意打ちだった」

しかも仕事で、非常に重要な局面で。

おかげで大失態。


その後、どこからか声が聞こえるようになる。
「アナタハ、ダレ、ナノ」と。

周囲には、声の主は見当たらない。
しかし、突然やってきたそれに間違いない。人間の声? そのようであるが、なにやら異界から聞こえてくるような・・・


やがて主人公は、声の主と対話するようになる。

本人は正常だが、はたから見ればブツブツ独り言をいっているようで異様に見える。

遠くの声

この話は、山田太一の「遠くの声を捜して」です。

以下の粗筋は省略します(笑)

僕にとっての山田太一ですが、面白く読ませてもらいました。
そもそもこの本を読もうと思ったのは、写真右にある河合隼雄の「こころの読書室」に“まず読んでほしい本”として最初にあげられていた本だから(笑)

河合さんが「山田太一さんに会って、 ~ 『エエ本を書いてくれはりましたね。精神病が発病していくところが、ほんとうに生き生きと書けてます』と言ったら、山田さんはものすごくビックリして、『えーっ! そうなんですか。私はそんなこと、ぜんぜん思ってもみません』って」(P16)

作家というのはすごいんですね。心の底から出てきた物語をそのまま書いたら、河合さんのような臨床心理士を感心させるんですから。
なまじっか心理学を勉強すると、かえってダメだそうです。


ということで、「遠くの声を捜して」を読みました。
心理学はまったく無知なので、分析はできません。普通の小説として普通に楽しみました。後で河合さんの本の該当部分を読んで「ふ~ん」と唸っています(笑)

これって2倍の楽しみ方???

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