世界史と中国

渡部昇一の「日本の歴史」シリーズは、公民館の和室で10~20人ぐらいを前に歴史を語るという趣きがありました。

今回読んだ「日本人のための世界史入門」(小谷野敦 著)は、大学の一般教養科目「世界史概論」の講義という感じがします。あるいは市民講座「世界史10回連続講義」ですね。

序言という章では、「歴史に“法則”なんかあるのか」として、右翼的あるいは左翼的イデオロギーによる歴史解釈や〇〇史観というものを批判しています。歴史はすべて偶然の産物であることを強調しています。

「歴史は単にあった事実を確定すればいいので、それ以外はただの感想文にすぎないのである」(P15)と言い切ります。思い切ったことを言いますね(笑)
ただ事実だけを羅列しては面白くないので、感想をさしはさむことはある。物語化して語らないと人が退屈してしまうからとも書いています。
世界史

この本に歴史の面白さを求めると失望が待っています。本書の帯にあるように「古代ギリシャから現代まで。3000年を一冊で大づかみ」とある通り、大づかみと思って読まなければなりません(笑) 
「神は細部に宿る」ならぬ「歴史は細部に宿る」を知る者には、つまらないでしょう。

筆者は最後に言います。
「歴史の知識は、だいたいでいいのである。その「だいたい」がないから困るともいえるで、歴史学者は細かすぎ ~ 。一般読書人の歴史知識はだいたいでいいのである」(P271)

筆者の提示する「だいたい」は、本書の内容であると思います。
日本人の教養ということで考えると、本書の知識は一つのガイドラインと言えるかもしれません。



富阪聡

中国問題の解説で、TVでよくお目にかかる人です。昨年「中国という大難」を読んでから、富阪さんの著作に注目するようになりました。

今回は「日本に群がる! 中国マネーの正体」を読みました。

中国

とても厄介な隣国ですが、そことどう付き合っていくかは正確な知識が必要です。マスコミ報道に見えるステレオタイプの切り口は実像を見誤ります。そのことを教え、知識を提供してくれるのが富阪さんの著書だと思います。

全部紹介したいと思う内容ばかりですが、実際にするのは無理なので、一つだけにしておきます。

中国人が、日本に喉から手が出るほど欲しいものが3つある。それは
中国の骨董・美術品」「中小企業」「サービス」です。

「中小企業」というのは、日本の社会ではあまり日の目を見ていないのに、実は非常に優れた技術を持っている中小企業のことです。

「サービス」は、非常にクオリティーの高いサービスのノウハウです。

以下は、本書を読んでのお楽しみ(笑)


FC2 Blog Ranking

関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

よんちゃん

Author:よんちゃん
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード