就活

昨年末、学生のTさんから「就職活動」体験談を聞きました。

今や「就活」は3回生から始まっていて、この冬の時期など、関西で言えば大阪の梅田とか難波のマクドやミスドなどでは、リクルートスーツを着た大学生で満員だそうです。

一日に何件も会社訪問をしたり、面接や試験を受けに行ったりするそうで、そのための時間待ちに使ったり、またそこで履歴書を書いたりと。

会社訪問等は2ケタが当たり前で、3ケタになる人もいるとか。また、就職情報を誰よりも早く得るためにネットは欠かせないとか・・・、僕の学生の頃とは時代が違うなと、いやはや驚くばかりでした。


ところで今、佐藤雅美(まさよし)著「官僚 川路聖謨の生涯」を読んでいるのですが、ここに江戸時代の就職活動について書いてありました。

川路聖謨(かわじ としあきら 1801年?1868年)を佐藤さんは「江戸期を通じて最高の官僚だった」と評しています。
彼の就職活動は17歳に始まります。江戸には旗本、御家人がどれくらいいたかわかりませんが、すべてに仕事があったわけではないようです。

小普請組というものが8組あって、それぞれの長を「支配」副長を「頭」と呼びますが、その「支配」や「頭」への公式訪問日以外に毎日顔を出す「日勤」をするそうです。本書によるとこれが就職活動の主な内容のようですね。

「日勤」は顔を覚えてもらい、その上で機嫌を取り結んでおくのだそうです。

川路は頭と支配の日勤の他、人からの助言もあって奉行4人の屋敷へも日勤も始めます。
江戸は広い町です。交通手段は歩くしかありません。ひたすら歩いて日勤をする毎日が続きます。

同じような事を旗本、御家人はこれを数ヶ月、数年続けます。それで全員採用されるわけではない。
なかなか厳しい就職状況だったようです。
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