引用

僕のブックレビューの特徴の一つが「引用」です。

引用が多いのは、内容をまとめるのが下手だから(苦笑)
それならいっそうのこと「そのまま引用しちゃえ」となるわけです(爆~)

というわけで、今年も引用オンパレードでいきます(笑)

有川浩作品はビジネス本としても使えると思ったのは、以前読んだ本で感じたこと。今回の「県庁おもてなし課」も使えそうな箇所はいくつかあります。

舞台は高知県。観光に対する官民の思考と行動の差、新規事業を立ち上げていくときにどうしていくかといった一つもモデルケースとしても使えるのではないかと思います。

まずは本文が始まる1ページ前
「この物語はフィクションです。しかし、高知県庁におもてなし課は実在します」
本文に入って数ページ後、
「その年、高知県庁観光部に『おもてなし課』が発足した。観光立県を目指し、県外観光客を文字通り『おもてなし』する心で県の観光を盛り立てようというコンセプトそのままに、親しみやすさを狙ってその課名はついた」(P12)

昨年の流行語に「おもてなし」というのがありましたが、滝川クリステルがあの場でやって一気に流行りましたが、あれはオリンピックが決まろうとするまさにその“場所”と“誰がしたか”の2つが大きな要素ですね。(もう一ついうと、あの仕草かな)
場と人が違えば流行語にならなかったはずです。
(誤解ないようにいっておくと、この本は3年前の出版です。後追いで有川さんが本のタイトルをつけたわけではありません)


先ほどの言葉のすぐ後に
「しかしおもてなし課に配属された職員は、よくも悪くも公務員であった。 ― 悲しいほどに。」(P12)
と続きます。

赤字にした部分はキー・フレーズです。

「職が人を作る」というのは一面の真理があると思います。官と民の違いの一つに、仕事の目的が利益を得るか否かという部分があります。これは大きな違いで、そので働く人の思考が大きく違ってきます。
小説において、観光を官という視点でしか見れないことや発想が硬直的になること、さらには行政の縦割り組織の悪弊なども炙り出されています。

印象的な箇所があります。観光特使になった吉門という作家と、掛水という職員の対話です。

吉門「バカか、あんたたちは。 (中略) そもそもおもてなし課は観光発展ってどういうことだと思ってんの?」
とっさに答えられない掛水に吉門は言い募った。
「外野の俺でもわかるぞ。『外貨』を稼ぐことだろ」
「が・・・・・外貨というのは、」
「県外から入ってくる金だよ。県内で回ってくる金じゃない。県外客が落としていく金だ。観光で『外貨』を稼ぐこと、それが観光発展の最終的な目的のはずだ。違う?」
  (中略)
観光施設なんでただの撒き餌だ、と吉門は明快に言い切った。
「宿泊、食事、土産、高速代やガス代を含めた交通費。そっちの収入の方がよっぽとデカいんだ。特に民間に金を落とさせることが大事だろ。観光施設の入場料をかめつく取るより、二次収入のほうがずっと重要だ。観光施設なんてもんは県外客に『外貨』を落としてもらう見せゴマ扱いで大盤振る舞いすべきなんだよ。 ~ 」
  (中略)
経済活性化は民間からだよ。県はそのサポートであるべきだ。 ~ 外貨を受け取るのは民間でいいんだ、あんたら民間からの税収で投資を回収すればいい」 (P54~55)



「県庁おもてなし課」、現在半分ほど読めました。
今日から5日まで自由な時間が多く取れます。いっぱい読むぞ~


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