The Graveyard Book と The Giver

“英語を原書で読もう”シリーズ、今日は2冊紹介します。

まずは、Neil Gaiman の『The Graveyard Book

邦題は『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活
著者名はニール・ゲイマン
2009年ニューベリー賞、ヒューゴー賞その他を受賞した作品で、かなりの賞を取っています。実は、これがこの本を選択した理由です(笑)

ニューベリー賞というのはアメリカの権威ある児童文学賞のようです。今年の秋に購入し、また読んできた本の多くはこれの受賞作品なんです。賞を取っているからいい作品だとか、面白いとは一概に言えませんが、英米の児童文学を全く知らないものにとっては、信頼できる道案内だと思っています。

「The Graveyard Book」は、ニューベリー賞以外にもたくさんとっているから、さぞかしと期待して購入しました。

殺人鬼が両親と姉を殺し、まだ小さい男の子を殺そうと部屋に忍び込みますが、どこへ行ったかそこにはいません。男の子は墓場まで行っていたのです。
殺されずにすんだ少年ですが、墓場ではそのに住む死者たちが、この子をどうしようかと相談します。長時間話し手も決まらず・・・、そこへ馬に乗った女性が現れて「チャリティーをすべきだ」と言います。(すみません、うまい日本語訳をみつかりません)
そうして死者たちは、墓場の住人として受け入れることを決め、養い親をつけ、Nobody Owen と命名し育てます。
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少年が墓場で過ごす様々な場面や事件を追ってストーリーが展開します。場所が場所だけにホラーな色彩の強いファンたっじー作品となっています。

こんな類の話は読んだことがないので新鮮でした。展開も秀逸で、面白くもありました。
ただ、知らない単語が多くあり文意不鮮明の箇所がいくつも出てしまい、作品本来のよさを十分に感じきれなかったのが残念です。

裏表紙には「10歳以上」と表示してあるのですが・・・
文意がとれないと、集中力が切れやすく読むスピードが落ちます。おかげで1ヶ月近くかかりました(苦笑)

もっと単語力がついたら、再読したい作品にです。




次は、

Lois Lowry の『The Giver

邦題は『ギヴァ― 記憶を注ぐ者
1993年に刊行され、翌94年にニューベリー賞を受賞しました。

英文は読みやすいです。未知の単語がすくないことと、文章が読みやすこと。特に学校英語に近いです。中学高校の教科書や入試や受験参考書にでてくる文章に近いものがあります。
学校英語で育った日本人には読みやすい英語でした(笑)
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内容の方は僕が駄文を書くより、AmazonのHPに「メディア掲載レビューほか」にある文がいいので、こちらを引用しておきます。

「すべてが完璧にコントロールされたユートピア。そこでは、悪や欲望、苦悩や痛みがすべて取り払われ、誰もがみな、職業も、人生の役割も国家から与えられ、感情さえも抑圧されている。
そんなユートピアに生まれた少年ジョナスは、12歳の誕生日に国家から「レシーバー記憶を受け継ぐ者)」という役割を与えられる。それは、「ギバー記憶を伝える者)」から特別な訓練を受け、ユートピアでただひとり、痛みや悲しみ、喜びや愛、戦争の悲惨さ、嘆き、苦しみといった、人間のすべての記憶を受け継いでゆく役割だ。
ジョナスは、この運命を受け入れ、生きてゆくことができるのか。すべてが管理された世界の「安全」と「しあわせ」に疑問を投げかけ、自由であることの本当の意味と価値を考えさせられる」

これを読んでもわかるように相当深い内容があります。

児童文学というジャンルを馬鹿にしてはいけません。

以前、河合隼雄さんの文章を紹介しましたが、児童文学における優れた作品は大人の作品にない深い内容を持ったものがあります。その一つが「The Giver」だと言えます。


深い内容であるがゆえに、僕の小さな器では咀嚼するのに時間がかかりました。
10月初旬に読み始めて、今日なんとか読み終えました。年内になんとか!と思ったので、ここ数日頑張りましたよ。

2ヶ月半以上は長かった(苦笑)

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