君は桂枝雀を知っているか

僕が落語を好きになったのは大学4回生のとき。友人に落語ファンがいて、その影響を受けたのです。

友人がいくつかテープを貸してくれました。桂米朝のものだったと思います。その中に「地獄八景亡者戯」があったことははっきりと覚えています。

寄席も数回行きました。米朝や枝雀の落語を生で聞きました。以来、この2人のファンです。

先日BS朝日で「君は桂枝雀を知っているか」というタイトルの番組があることを知って録画しておきました。
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没後14年、「枝雀」襲名40年を記念して作成された番組で、その芸風や素顔を知ることのできる貴重な番組でした。

爆笑王」と異名をとった枝雀ですが、本人はストイックで求道者であったことや、お客さんに大受けしても「あかん、駄目やった」を連発する芸人でありました。

落語家の多くは、一度出来上がったものはなかなか変えないそうなんですが、枝雀は決まった形をなぞるのではなく、「前回うけたとおりにすると間がおかしくなる」と言って、常によりよい完成型を求めていきました。プラス常に新しいことがしたい気持ちもあって、同じ演目でも年々変化していきました。

また理論家であって、「緊張と緩和」で分析したり、笑いを13に分類しています。

それが本人が記したノートがあって、映像で紹介されていました。

落語の快感構造」として図が作ってありました。
項目をいうと“趣向”“笑い”“「怖がる」を楽しむ”“感情・生活・色気・季節感”“直情発露”という順です。
言葉だけ見ても何のことかわかりませんよね。番組では落語作家の小佐田定雄さんが解説をしているので、なんとなくわかりました。


枝雀落語の分析を行っていて
「表情としぐさ」「枝雀語」「構成の妙」「斬新なマクラ」「SR(ショート落語)」という項目で、映像と小佐田さんの解説がメインでした。

表情としぐさは独特ですね。派手といえば派手です。しかし、いかにも作りましたという白々しさがないですね。本質を外さずデフォルメしている感じです。あえてたとえればムンクの「叫び」やピカソの絵のように。

枝雀語、代表としてあげれば「スビバセンネ」かな(笑)

構成は、緊張と緩和理論その他から緻密に考えれえているようです。

斬新なマクラは、具体例として進化論をネタにしていました。枝雀が中学校の理科の授業でこれをやれば大受けで、生徒たちも絶対忘れない授業になりますよ(笑)

SRはいわばポケットジョークみたいなものです。


以上、簡単にまとめてみました。

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