英国王のスピーチ

ロイヤル・ベイビーのニュースは落ち着きましたね。

名前が「ジョージ」ということですが、それにちなんだ映画を。

『英国王のスピーチ』(The King's Speech)

2010年公開のイギリス映画です。
吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世を主人公にし、治療にあたった植民地出身の平民である言語療法士の友情を史実を基に描いた作品です。

main_large.jpg

ジョージ6世はエリザベス女王の父親です。先代の英国王になります。
ちなみに数十年後ロイヤルベイビーのジョージが即位すると、ジョージ7世になりますね。

映画の冒頭に、大英帝国博覧会閉会式で、ヨーク公アルバート王子(後のジョージ6世)が、父のジョージ5世の代理として演説を行うシーンがあり、吃音症のために悲惨な結果に終わります。
ここからストーリーが始まりますが、吃音は本人にとって相当苦痛なんでしょうね。普通にしゃべれる人にはわからないことだと思います。けれども、見ていて苦痛だったりストレスだったりが十分伝わってきます。
演じたコリン・ファースが素晴らしい。

吃音そのものの発音を演技としてするのは難しいと思うですが、その吃音と、それ以上に各シーンでの切迫した表情が、見ている側に同様の感情を引き起こします。顔面の引きつりなどを見ていると、いたたまれなくなるのです。

言語療法士のローグのもとで、吃音症をトレーニングによって克服しようとするのですが、その過程での様々な出来事や葛藤など、何とも言えず身につまされます。
一般人の身分ではありません。王子であったり、国王であったり、公的な立場であるゆえの桁違いのプレッシャーがあるからなおさらです。

ラストの場面。
ナチス・ドイツのポーランド侵攻を受けてドイツに宣戦布告、第二次世界大戦が始まります。ジョージ6世は大英帝国全土に向けて国民を鼓舞する演説を、緊急ラジオ放送することになります。

ローグの支えがあって、見事な演説をします。

ここのところがたまらない!


最近の映画で、質の高い映画を久しぶりに見た、という感じです。

FC2 Blog Ranking

関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

実話の重み

こんにちは。
この映画、タイトルだけは知ってました。
予告編を観てみると、イギリス映画らしい、やや地味で気真面目なテーマながらも、ウィットとユーモアがあって、いい映画ですね!
それに、事実の重みはフィクションを超えるものがあります。
いろいろ脚色はしているでしょうが、フィクションだとこういう話は思いつかないでしょうし、企画した脚本家自身が吃音症でなかったなら、この映画は生まれなかったように思えます。

国王といえども、患者と相性の良い優れたセラピスト(言語療法士)と出会えたのは、幸運であったのかもしれません。
メンタルな面に限ったことではありませんが、特効薬のない障害の治療は、誰が治療するかによって、治療効果がかなり違いますから。

お盆休みにDVDを借りて観てみようと思います。
良い映画をご紹介して下さって、ありがとうございました。

英国王のスピーチ

yoshimi さん、こんにちは。

>企画した脚本家自身が吃音症<
そのようですね。

このことは、もろ刃の剣のような気がしますが、この映画に関してはプラスに働いているように思います。

>誰が治療するかによって、治療効果がかなり違いますから<
なるほど。
相性というのは、いかんともしがたいものでしょうね。

いろいろと書きたいのですが、ここで止めておきます。
このまま続けるとネタバレしてしまいそうなので(笑)

映画鑑賞も含めて、よいお盆休みをお過ごしください。

プロフィール

よんちゃん

Author:よんちゃん
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード