豊臣秀長(6)

前回の続きです。

足軽組頭の本来の仕事である組の統率をそっちのけにして、信長のところへ行く秀吉から、「組の者を見てくれ」「留守中よく見張れ」と言われました。
秀長は武士になって間もないのに、頭(かしら)の代理という難役を否応もなく押し付けられたわけです。

しかし秀長は見事に務めていきます。堺屋太一「豊臣秀長」によると(上巻P80?81)

「こまめに日々の面倒を見たことだろう」
「相談事は時間を惜しまず聞いてやった」
「小一郎が精を出したのは、喧嘩・もめ事の仲裁だった。双方から念を入れて事情を聞いたし、当事者以外の証言も求めた」

苦情処理ともめ事の仲裁は、生涯『この人』の最も得意とした所である


秀吉は百姓そして足軽から天下人へ出世します。
これはたった一人でできる事でなく。従う家臣がいてこそできる事です。
家臣団の規模は30人(これは本書にでてきた具体的な数字です)から、天下を治める巨大組織へと、階段を一気に駆け登るように急成長を繰り返していきます。

その過程において、様々なきしみやもめ事が絶えなかったことは大いに想像できます。

そこで重要な役割を果たしたのが秀長だったと思います。

組織内での苦情処理ともめ事の仲裁は、業績として歴史に残りません。
残らないからこそ、そのに「すごみ」を感じてしまうのです。
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